一切スカウトなしの中高一貫校の強豪バスケットボール部、強さの秘訣は深い愛情

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年始に行われた中学校全国大会で3連覇を目指した強豪バスケットボール部に密着。いま旋風を巻き起こす強さの秘訣、そこには、深い愛情にありました。

「ご飯を食べさせている、飯炊きばばあでしょ!?」(稲垣コーチ)

 これは、選手にとことん尽くす恩師と恩返しをしたい中学生たちによる、絆の物語。

「感謝しています」(鈴木選手)

 三重県にある中高一貫校、四日市メリノール学院。男女共学となった6年前に、学校を上げてバスケットボール部を強化し、今年度は、中高男女の4チームすべてが全国大会に出場しました。

 中でも注目は、53人が所属する中学女子。創部わずか6年目ながら、夏と冬ともに2年連続日本一。この冬3連覇を目指す常勝軍団です。

スカウト一切なしでも有望選手が集まる魅力とは

 スカウトは一切なし。それでも有望選手が集まるのは、大きな魅力があるからでした。

「愛コーチのもとでバスケがしたいと思ってきました」(鈴木選手)

「愛コーチはめっちゃ熱い指導をしてくれるから、その熱につられて自分らもガムシャラに練習できる」(前川選手)

 その名の通り“愛”のある指導をする監督こそ、地元四日市出身の稲垣愛コーチ。

「ありえない、そこ!バスケットは予測の競技なんだから、入った瞬間に行ってなきゃ!」(稲垣コーチ)

 指導モットーは、“考えさせ行動を促す”。過去に四日市の公立中学を全国準優勝に導いた手腕を買われ、創部1年目から監督を任されています。



しんどいけどそれが苦にならない バスケットを一生懸命頑張る子どもをサポートしたいだけ

 バスの運転免許を持ち、選手の送迎もする稲垣コーチには、もう一つの顔がありました。

 四日市市内にある、コーチの自宅。実は、家から通えない9人の選手と暮らしているんです。

「毎日エブリデー、朝から晩までこんな感じです(笑)」(稲垣コーチ)
 部活から帰るとすぐに夜ご飯の支度。学校で食べる弁当も含め3食を賄うのがコーチの日課です。

「しんどいけどそれが苦になるかってそうじゃない。バスケットを一生懸命頑張る子どもが好きで、ただただ応援したいというかサポートしてあげたいだけ」(稲垣コーチ)

コーチを尊敬 大人になったらこんな風になりたい

 下宿生の一人、3年の鈴木瑚香南(ここな)選手。

「鈴木さんは家でも料理してた?」(ディレクター)

「いやまったくやっていない(笑)」(鈴木選手)

「はじめは目玉焼きも焼けんもんみんな(笑)」(稲垣コーチ)

 中学生にして神奈川の親元を離れ、稲垣コーチの指導を受けるため三重にやってきました。

「(稲垣コーチを)本当に尊敬してるし、大人になったらこんな風になりたい」(鈴木選手)

 チーム最長身の178cm。長身ながらスピードも兼ね備え、1年からメンバー入りし期待されていた存在でした。

「間違いなく大きな大きな存在のエースになっていたんじゃないかと」(稲垣コーチ)

1年前、チームが優勝に沸く中で左ひざ半月板損傷

 ところが――

 1年前の全国大会中に、左ひざの半月板を損傷。チームが優勝に沸く中、鈴木選手は表彰台ではなく、車いすの上にいました。

 さらに、夏の全国大会でまたも同じ箇所を負傷。復帰した矢先の出来事でした。

「ずっとみんなに待ってもらっていた分期待にこたえられなくなってしまったから、すごいやっちゃったというよりも悔しくて(涙)」(鈴木選手)

「うーん(涙目)やっぱ可哀そうですよねケガだけは。待って待ってやっと復帰だって全中に合わせてやった数分でやっちゃったんで、こんな頑張ったのになんでこんなことあるのかなって(涙)」(稲垣コーチ)




半月損傷再発予防のためのリハビリとトレーニング

 もう同じ苦しみを味わいたくない!足しげく通っていたのは名古屋の整形外科。
 併設するリハビリ施設で、取り組んでいたのは――

「ひざが内側に入ってしまうことによってけがをしてしまったものなので、再発予防のためのリハビリとなっています」(平野医師)

 半月板に負担をかけないひざの動きを、体に馴染ませていました。学校でもリハビリで学んだ知識を生かし、トレーニングを欠かしません。

 すべては、中学最後の全国大会に間に合わせるために――

最も感謝する稲垣コーチに、今度こそ恩返しを…

「ずっとバイクを漕いだりとか、すごいトレーニングをしている」(澁谷選手)

「練習している人より汗かいている姿を見て一緒にまたプレーしたい」(太田主将)

 大会2週間前、鈴木選手は実戦形式が出来るまでに回復していました。

「前まではやりたくないとかマイナスな発言が多かったんですけど、バスケが出来る喜びを知ってからは感謝したり一つ一つのプレーにしっかり気持ちを込めてやろうと思えるようになりました」(鈴木選手)

 最も感謝する稲垣コーチに、今度こそ恩返しを!

「今まで3年間、愛コーチに教わったことをしっかり出し切ろうと思います」(鈴木選手)

3連覇目指す強豪バスケットボール部、鈴木選手は初戦からスタメンで出場

 今月、いよいよ全国大会が開幕しました。

 2度の大けがから戻ってきた鈴木瑚香南(ここな)選手は、初戦からスタメンで出場。

 冷静にシュートを決めるだけでなく、味方にアシストも記録。稲垣コーチの起用に応えていきます。さらにディフェンスでも178cmの高さを生かし、チームの勝利に貢献。

 3連覇を目指す四日市メリノール学院は夏に日本一になった実力を見せつけ、順当に勝ち上がっていきます。
 
 迎えた準決勝。

「18番、鈴木瑚香南!」(場内MC)
 この日もスタメンに名を列ねた鈴木選手。
 トレーニングで鍛えた体幹を生かし、得点を挙げます。

「18番の鈴木瑚香南!178cmあります」(実況)

「当たりに対していやがっていないですね」(解説)
 去年大けがをした舞台で臆せずプレー。

「走れ~」(鈴木選手)

 ベンチにいる時はチームを鼓舞します。メリノール2点リードで、試合は最終第4クウォーターへ。

 しかし相手は、全国屈指の強豪。同点に追いつかれるとスリーポイントを次々に決められ、勢いを止められません。

「スリーポイント狙ってきた!素晴らしい」(実況)

 そして――

「試合終了です」

 優勝することとなる相手に、一歩及びませんでした。

「ケガしてから1年間、誰よりも自分的には努力してきたと思っているし、けどそれが結果として報われなくて、本当に悔しいですけど、コートに立ててしっかり試合に出れたことは嬉しかったです。このケガがあったからプレーできる嬉しさを知れたので、このケガに感謝しています」(鈴木選手)

「良く頑張りました、本当に。これからの後輩たちの見本になるような頑張りでしたね!」(稲垣コーチ)

「三重に帰って何を作ってあげたいですか?」(ディレクター)

「(鈴木選手は)すき焼き、好きなんですき焼きでも作ってあげますかね(笑)」(稲垣コーチ)

(1月26日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』じもスポ コーナーより)

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