T-074 大松林2024年12月号 臨書研究(縦動画)

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臨書研究のお手本動画です。大松林2024年12月号の11ページに掲載されています。
競書提出締切りは、2024年12月15日(必着)です。
スマホ・タブレットでご視聴ください。

出典:「定武蘭亭序」 王義之

蘭亭叙は蚕繭彽(サンテンシ)に鼠鬚筆(ソシュヒツ)で書かれ遒媚(シュウビ)にして勁健、世にならぶものがなかった。
同じ「之」の字はみな別の体を構えすべて変化していたとか。
それはその時神の助けがあったからで後日何度も書き直したがこれに及ぶものはなかったと。太宗は搨書人の四人に命じて各々数本を搨せしめ、皇太子、諸王などに賜わったが後にはそれぞれ不明となってしまった。
賜った諸王からそれぞれ搨模臨写され、それらの刻本が多数世に出ることとなった。
欧陽修の「集古録跋尾」によると
「世に伝わるところの本、尤も多くして皆同なからず」と真跡とはかなりかけ離れたものとなってしまったといいます。

定武真本、東陽本、国学本…
八種は欧陽詢系
他に禇逐良系九種、他に三種あり。

数度にわたり臨模がくり返され、世に五百蘭亭、あるいは八百蘭亭とも云われています。後世の私達は時の径過をくぐってきた今目の前にある蘭亭叙を学ぼうと思います。
以前、張金界奴本を臨書しましたので、今回はちょっと異なる雰囲気「定武」を勉強して行きたいと思います。
詳しく知りたい方はそれぞれスマホをぐぐって下さい。今は本当に良い時代で手元に本がなくとも知識は得られます。但し、知識は得られてもそれをどのように修得活用して行くかは各自の書に対する姿勢にかかっています。
曰ゆる頭でっかちにならぬよう先人に尊敬の念を払いシンシに向き合って下さい。

※個人的には張金界奴本が好みですが明治生まれの父は定武本を好んでいました。当時はランテイと云えば定武だったようです。時代により好みも変わるようです。

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