異例の静けさ…私立高校の合格発表　確認はＷＥＢで“安全性優先”（静岡県）

県内の私立高校では２月１２日、合格発表が行われたのですが、２０２１年は新型コロナ対策として学校内の掲示板は設置せず、静かな発表を迎えた学校もありました。

＜植田麻瑚記者＞「静岡市葵区の静岡学園高校です。例年ですと校舎は多くの受験生で賑わいますが、今年は受験生の姿は全く見当たりません」
　２月１２日は、県内の３９の私立高校で合格発表が行われました。しかし…
＜静岡学園　鳴嶋吉彦教頭＞「例年ですとこのバスの真後ろに大きな掲示板を設置して、受験生がこの前で発表を待っている。隙間がないほど受験生が殺到するので、安全性を一番優先しました」
　静岡学園では毎年、合格発表の日には多くの受験生が訪れ、自分の番号を見つけた受験生たちは抱き合って喜んだり、記念写真を撮ったりしていました。しかし２０２１年は新型コロナウイルスの感染防止対策として密を避けるために、静岡学園高校では初めてウェブのみでの発表となりました。
＜静岡学園　鳴嶋吉彦教頭＞「例年ですとこの時期に発表して歓声とかあがるじゃないですか。それでこれでまた新しい年度が始まるんだなと、私たちも励みになったり節目になったりしたんですけど、そういった意味では少し寂しい感じがしますね」
　静岡学園高校では２０２１年、１３１０人が合格となりました。職員たちはウェブ上でのトラブルが起きないように念入りにチェックを重ねたといいます。
＜静岡学園　鳴嶋吉彦教頭＞「４月から新しい高校生活に希望を持って入学をお待ちしております」
　コロナ禍で例年とは違った形となった高校入試。公立高校の入学試験は３月３日と４日に行われ、合格発表は３月１２日です。

＃オレンジ６　２月１２日放送