エチオピアで起業する佐々木裕馬さんに訊く「規制とどう付き合うか？」

エチオピアで新しいモビリティのDODAIを仕掛ける、佐々木さんに話を聞きました。
佐々木さんは、東大入学３日後に音楽を極めようと休学し渡米、その後に日本の大企業などでアフリカで働き、スイス人の妻の勤務先の日本に戻り、UBERに参画。
世界中で使われるUBERも、社会正義の実現という正面突破は成功せず方向転換。そして、UBERでの学びを経て、LUUPでは規制当局や関係者を巻き込む形で事業成功に貢献。現在では新しい電動モビリティ事業でアフリカの大国・エチオピアの意義ある大きな課題を解決すべく奔走中。
もう、スピード感溢れる、こう攻めるのか！という発見ばかりの、面白い１時間でした。

とくに、刺さったのは、
・未来の正しい社会の実現というパーパスを掲げつつ、商店主を一人ひとり口説いて軒先の駐車場所を開拓するという、高邁な理想と泥臭い現実をロジカルに結びつける思考と行動力
・正しいことをするならば反対があるのは当然。幕末もフランス革命もインターネットも「大義を為すには闘いは不可避」という世界観
・「規制があるからできません」という思考停止ではなく、パズルを解くように「規制がある」ことを楽しむ楽観。もしか駄目でも「意味ある楽しい挑戦」となる。
といったあたりです。

佐々木さんの紹介記事は、以下になります。
「Uberなどを経験した日本人起業家が、アフリカで電動モビリティのNo1を目指す理由」（https://sogyotecho.jp/dodai-sasaki-in...
「アフリカに「モビリティ革命」を仕掛ける日本人の猛者...スタートアップ起業家、佐々木裕馬の正体」（https://www.newsweekjapan.jp/yukawa/2...

ちなみに佐々木さんには、私が３月にエチオピアを訪問したとき、ずっとアテンドいただき、延々話し続けました。あらためて感謝です。