関東で「風疹」感染急増 予防接種を呼び掛け

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風疹の感染拡大が加速しています。特に関東地方を中心に患者が急増していて、東京都内のクリニックでは風疹の予防接種に訪れる人が相次いでいます。

 ウイルス性の感染症「風疹」は、主な症状に発熱や発疹、リンパ節の腫れがあります。特に大人が発症した場合、子どもより重症化する恐れがあり、症状が長期化したり脳炎などの合併症を引き起こしたりする可能性もあるといいます。国立感染症研究所が9月4日に発表した全国の1週間ごとの患者数は、前の週から2倍近く増えて84人となりました。このうち東京都は19人で、最も多い千葉県に次いで多くなっています。国立感染症研究所の多屋馨子室長は「大きな流行になることが心配されるので早急に予防をしてほしい」と感染拡大に警鐘を鳴らします。

 港区新橋にある新橋日比谷通りクリニックでは、8月に入ってから風疹のワクチンを受ける患者が増えています。吉原秀樹院長は「8月までの患者が、既に去年の風疹患者数を上回っている。8月に入って厚労省から流行拡大が懸念されるという声明が出されてから風疹ワクチンを受ける患者が非常に増えている」と話します。

 このクリニックで予防接種を受けた人は、去年の約10倍に上り、中でも増えているのが若い男性だといいます。吉原院長は「新婚や子作り中の男性が、家庭に風疹を持ち込まないようワクチン接種にやって来る」と話します。風疹は、妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんに難聴や白内障・心臓の障害などが起きる恐れがあります。しかし妊娠した女性はワクチン接種を受けられないため、多くの男性が訪れているといいます。

 患者数は過去4年と比べるとことしは急激に伸びていて、既に去年1年間の患者数の3倍近くとなっています。また、これまで報告されている273人の患者のうち、約8割が男性で、国立感染症研究所によりますと、学校などで予防接種を受ける機会がなかった30代から50代の男性の感染が特に多くなっているということです。国立感染症研究所の多屋室長は「免疫を持っていない成人男性が特に多く発症しているのが特徴」としています。

 街の男性からは「もし流行すると怖い。重症化するのなら受けなければ」「実際、周りに感染者がいないので、今すぐ予防接種を打とうという気にはならない」「社会全体で予防接種を行わないと、誰も受けない。自分は大丈夫と思ってしまう」などといった声が聞かれました。

 国立感染症研究所は感染拡大を防ぐため、予防接種を呼び掛けています。

<風疹の予防接種は「自己負担」>

 風疹の予防接種は保険が適用されず、全額自己負担になります。今回、取材したクリニックでは、風疹の予防接種は5940円、主流となっている「麻疹・風疹混合ワクチン」は9720円ということです。自治体によっては無料で予防接種を受けられるところもあるため、各自治体に確認をしてください。

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