ダンディズムの美学とは? 〜英国貴族の憂い〜

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OP: "Wann kommt der Tag" (1942)

さて今回も歴史のキワモノ、産業革命期の貴族の美学「ダンディズム」についてお話しします。

前回の動画:   • 贅沢と階級のイギリス 〜中世から産業革命まで〜  

1:39 疎外される貴族
7:16 お洒落のためのお洒落
10:06 沈みゆく夕日の美学

こんばんは、平均して一年に一回のペースで一時的にヒゲが消失する男、タケモトです。

ダンディズムって日常生活とはほとんど縁がない言葉ですよね。例のあの人のおかげで何となくコミカルな雰囲気さえ帯びてしまっているような気がしますが、オリジナルのダンディズムは壮絶な覚悟をもったお洒落なんですよね。産業革命期のイギリスは色々と狂ったような様相を呈しておりましたが、ダンディーたちの静かな抵抗はブルジョアの狂騒に負けず劣らず狂っていて、それでいて真の意味で文化的であったかと思われます。世の中の全てが無為に帰するならば、その中に意味を見出す貴族の「遊び」が文化そのものわけですからね。

フェミニズム運動や公民権運動など、市民が中心となった社会運動が盛んであったこの時代にこそダンディズムは覚醒しました。市民運動が連帯をベースにしている反面、貴族の意識は階級への貴族という連帯感とダンディー的ナルシシズムという徹底した個人主義との板挟みになっておりました。貴族が集まると「みんな」になるのではなく、「たくさんのぼっち」が出来上がるという状況ですね。なんと哀れな生き物でしょうか。これを見るにタケモトも実は貴族の血を引いているとか?

差別を根底に持つダンディズムは常に優劣の判断がつく世界。一流のダンディーは互いに目を合わせた瞬間に彼我に勝敗がついたことを悟ることができたといいます。まるで日本の剣豪のようですね。

時に人は私に向かってなぜ髭を蓄えているのかと問いますが、彼らは何か思い違いをしているようです。髭こそが私の社会的実存であり、それ以外はフエラムネについているオマケ程度のものなのですから。

理系のくせにかけ算の計算ができないということが露呈してしまいましたが、ニル・アドミラリの冷静さをもってして開き直ろうと思います。

お願いしても登録者が増えないようなのでお願いはしません。今回は日本政府に倣ってチャンネル登録を「要請」しようと思います。それではまたお会いしましょう。

OP/ED: 竹村泰紀

紫洲書院HP: https://shidzu-shoin.com/

#世界史,#歴史,#ダンディー,#美学,#産業革命

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