日本キリスト教団六ツ川教会 ローズンゲン釈義黙想(2024/7/30)

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2024年7月30日(火)

【旧約聖書】
私が荒れ野に水を、荒れ地に川を与え、私の民、私が選んだ者に飲ませる。イザ43:20(協)

【新約聖書】
(イエスによる女性への言葉)私が与える水を飲む者は決して渇かない。私が与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水が湧き出る。ヨハ4:14(協)

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「ローズンゲン釈義黙想」は、日本キリスト教団六ツ川教会の会員向けのメッセージです。
日々、御言葉を聞くことができるように毎朝5時に更新します。
「公開」設定にしていますので、六ツ川教会の教会員でない方も、ご関心のある方はどうぞ自由にご活用ください。

釈義黙想の後に、呼吸と沈黙の時間があります。
ヨガのトレーニングから学んだ呼吸法のごく基本的な方法を取り入れています。
御言葉を聞き、呼吸と姿勢を整えて、良い一日の始まりとなりますように。
どうぞ今日も笑顔でお過ごしください。

使用しているテキストは『日々の聖句 Losungen2024』(ベテスダ奉仕女母の家出版部、2023年)です。全国のキリスト教書店でお求めいただくことができます。税込み1,400円です。

*ローズンゲンで指定された場所以外は、聖書協会共同訳聖書のテキストを用いています。

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 連日、強烈な暑さです。今日も朝から暑い日となっています。クーラーなしでは、何もやる気が起きません。多くの人は、買い物など外に出る必要があることは、なるべく午前中か夕方の、暑さがまだましな時間帯に行かれるでしょう。お昼の最も暑さが厳しい時間帯は、外に出るのは避けて、涼しいところで過ごしておられる方が多いと思います。

 本日は、ヨハネ福音書からイエスとサマリアの女の物語が与えられました。この物語は、イエスは旅をされていましたが、疲れを覚えられたので、ヤコブの井戸のところでひと一休みされていました。それは正午ごろのことでした。そこにサマリアの女が井戸に水を汲みにきます。井戸の水汲みは通常、早朝の涼しい時間帯に行います。イスラエルの正午は、日本以上の暑さです。その暑い時間帯は避けるのです。今の私たちと同じです。ではなぜ、このサマリアの女は正午に水を汲みに来たのか。早朝に行けない理由があったのでしょう。早朝に行けば、多くの人と顔を合わせます。それを避けているのですから、何か事情があって、あるいは何らかの差別を受けている女性だったはずです。正午の強烈な暑さのときに、水くみを行うのは大変な労働だったでしょう。
その女性にイエスはこのようにおっしゃるのです。「私が与える水を飲む者は決して渇かない。私が与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水が湧き出る。」井戸から汲む水は、何度も汲みに行って、何度も飲まなければなりません。しかしイエスが与えてくださる水は永遠に乾くことがないのです。それは永遠の命に生きる水を表しています。イエスを信じる者は、魂が渇くことが決してないのです。

 預言者イザヤは、このように主の御言葉を語ります。「私が荒れ野に水を、荒れ地に川を与え、私の民、私が選んだ者に飲ませる。」イエスが選んでいる人というのは、涼しい時間帯に水を汲みに行けるような人ではなく、何らかの事情でコミュニティから阻害され、居場所のない人を選んで渇くことのない水を与えてくださるのです。

 ニュースを聞いていると、連日の暑さで、外出をなるべく避け、涼しい場所で過ごすように勧めています。「外出をさけ」というのは、家の中か涼しい、つまりクーラーなどの冷房機があるということが前提となりますが、家庭によってはクーラーなしのところもあります。暑いときに、むしろ外に出なければならないという方もいらっしゃいます。しかし、イエスはそのような厳しい生活をしている人にこそ、永遠の命の水をお与えになるのです。

 六ツ川教会では、昼間から夕方にかけて、会堂を開放しています。教会は住宅地の坂道の途中にありますが、ご年配の方は、坂の下にあるスーパーで買い物を済ませて、坂道を登って帰らなければならないのですが、休み休みでないときついくらいの坂です。ですので、気楽に教会をヤコブの井戸として利用してもらえればと願っています。そして教会に立ち寄ることで、永遠の命の泉がその人のなかで湧き出すような、そのような神さまとの出会いをしてもらうことができればと願っています。

日本キリスト教団六ツ川教会牧師  桐藤 薫

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