朝ドラ「エール」の古関裕而と伊藤久男による                   <啄木の世界>~東海の小島が磯の/砂山の砂に腹ばい初恋の…他~

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古関裕而:作曲 伊藤久男: 唄
半世紀を経て甦る幻の名唱…
<石川啄木歌集>Columbia AL 421
東海の小島の磯の白砂に…/我があとを追い来て…/砂山の砂に腹ばい初恋の…他17首(撰歌:菊田一夫) *編集にあたり第11回企画展「啄木のうた~柴田外男の世界~」の作品を一部利用させていただきました。

 東海の小島の磯の白砂に
         われ泣きぬれて蟹とたわむる…

 ふるさとの寺の畔のひばの木の
         いただきに来て啼きし閑古鳥 閑古鳥

 石をもて追はるるごとくふるさとを
         出でしかなしみ消ゆる時なし 消ゆる時なし

 わがあとを追い来て知れる人もなき
         辺土に住みし母と妻かな

 函館の青柳町こそかなしけれ
         友の恋歌 矢ぐるまの花

 いのちなき砂のかなしさよさらさらと
         握れば指のあひだより落つ

 砂山の砂に腹這ひ初恋の…  
          いたみを遠くおもい出ずる日

 さいはての駅に下り立ち雪あかり
          さびしき町にあゆみ入りにき

 あはれかの国のはてにて酒のみき
          かなしみの滓を啜るごとくに

 塩かおる北の浜辺の砂山の
          かの浜薔薇よ今年も咲けるや

 大という字を百あまり砂に書き
          死ぬことをやめて帰り来れり

 みぞれ降る石狩の野の汽車に読みし
          ツルゲエネフの物語かな 物語かな

 高きより飛びおりるごとき心もて
    この一生を終るすべなきか 終わるすべなきか

 非凡なる人のごとくにふるまへる後のさびしさは
          何にかたぐえむ  何にかたぐへむ

 己が名をほのかに呼びて涙せし
          十四の春にかへる術なし かえる術なし

 しらしらと氷かがやき千鳥なく
          釧路の海の冬の月かな 冬の月かな

 浪淘沙ながくも声をふるはせて
          うたふがごとき旅なりしかな 旅なりしかな

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