延長コード等確認を…“電気系統トラブル”による火事の怖さ　長年使っている器具や埃にも要注意

「5人」これは石川県内で2月に入り、火事で亡くなった人の数です。出火原因は様々ですが、確認をすることで防ぐことができる火事があります。

石川県内では2月に入り火事が相次いでいます。うち2つの火事で共通していた出火原因は「電気系統のトラブル」です。

（リポート）
「電気系統のトラブルによって引き起こされる火事とはどういったものなのか、そしてそれを防ぐためにはどうすればいいのか、プロに教わります」

訪れたのは金沢市消防局。予防課の酒井さんに聞きました。

酒井さん:
「目に見えるトラブルと見えないトラブルがあり、目に見えるトラブルについて紹介します」

酒井さんが用意したのは一般的な延長コード。しかし内部が断線しています。ここに電気を通すと…。

酒井さん:
「このように断線しているとコード自体が熱を持ち、ショートして火花を散らし、近くの燃えやすいものの火災を引き起こすことを再現している」

延長コードの上に重たいものを置くと発生する可能性があるそうです。

酒井さん:
「コードの中身の配線が（内部で）くっついていしまう。それで火花が出る。使用状況をしっかりと気を付けていただきたい」

また、大量に埃がたまった状態のコンセントに電気を通してみると…。

酒井さん:
「埃をためると非常に危険です」

長年、繋いだままにしてあるコンセントの状態を確認することが大切です。そして、もう一つ重要なことが…。

酒井さん:
「いち早く『火災』と気づくことが大切です。住宅用火災警報器は寝室や階段への設置が義務化されています。もしも付けていなかったら付けてほしいですし、10年で寿命と言われているので点検や交換を検討してほしいです」

備えあれば憂いなし。この機会に、コンセントや火災警報器の点検をしてみてはいかがでしょうか。

石川さんLiveNewsイット　https://www.ishikawa-tv.com/minnano_n...
（2023年2月27日放送）
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