ネコバスのナンバーは「と10ー6」、ジブリパーク初、乗り物のアトラクションにも注目

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3月からジブリパークで運用が始まる「ネコバス」が27日、お披露目されました。ジブリの世界観は、ナンバープレートなど細部にも宿っていました。

 つぶらな瞳に、かわいいしっぽ。27日に公開されたのがジブリ映画「となりのトトロ」に登場する「ネコバス」をイメージした電動車両です。

 外観だけではありません。中もこだわりが詰まっています。

 座席はふわふわ・もこもこ。まるで生き物の中にいるような体験ができます。

 運転手1人を含めた6人乗りの車となっていて、トヨタ自動車の車両をベースに作られているといいます。

 スタジオジブリの宮崎吾朗監督は、トヨタの技術者のモノづくりに対する姿勢に驚かされたそうで――

「やってもいいですかと言われるから『どうぞ』っていうことが多くて、ネコバスの目が光るとか、ナンバープレートにトトロって書いてあるとかトヨタの方がやりたいといったことをぜひやってくださいと。いい意味で遊んでもらった結果が可愛い5台のネコバスになった」(宮崎吾朗 監督)

 そう、ナンバープレートをよく見ると「と10ー6」。

 「トトロ」と読むことができるんです。

 ほかにも暗くなった時には目のライトが光るなど、何度でも乗りたくなる遊び心が隠されていました。料金は大人1000円、子ども(4歳~小学生)500円です。

 ルートは「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ、愛・地球博記念公園内の普段立ち入ることができない森の中を走行します。

 さらに乗車した人には、宮崎駿監督が描き下ろした「ネコバス」の記念乗車券がもらえるうれしい特典もあります。

 そして「ネコバス」の運行が始まる3月16日には、「ジブリパーク」の新エリア「魔女の谷」もオープンします。

 これで、5つ全てのエリアが出そろいます。

 期待が高まるなか、ちょうど2週間前の2月13日には、新エリアのオープンを記念した、“CM”が公開されました。

 CMの絵コンテを手掛けたのは、宮崎駿監督。映画「ハウルの動く城」に登場する“ハウルの城”に、そっくりなキャラクターが登場しています。

 そう、新エリア「魔女の谷」は、映画「ハウルの動く城」や「魔女の宅急便」の世界観をテーマにしたエリア。

 レンガ調の建物など、ヨーロッパ風の街並みが広がります。

 そして、エリア内にはあの「ハウルの城」も登場。

 高さは、大迫力の約20メートル。中に入ることもでき、劇中に登場した「ハウルの寝室」などが再現されているそうです。

 さらに、新エリアにはパーク初となる乗り物のアトラクションも登場。

・フライングマシン(付き添いの大人 500円、3~12歳 500円)
 ※大人のみの利用はできない

・メリーゴーランド(大人1000円 3~12歳 500円)

 スタジオジブリの作品に登場する、乗り物や動物をモチーフにした装飾が施されるそうで、メリーゴーランドをよく見てみると――

 このキャラクターと乗り物「ハウルの動く城」に登場していたような…?

 さらにグルメも注目です。

 「ジブリの大倉庫」の「ナポリタンサンド」や、去年11月にオープンしたエリア「もののけの里」の「ナポリタン味の五平餅」など、ジブリパークでは、“ナポリタンメニュー”が定番となっています。

 もちろん、新エリアにも、ナポリタンメニューは登場するそうで、宮崎吾朗監督によると「かなりボリューミー」らしいです。

 また、映画「魔女の宅急便」で主人公の「キキ」が暮らす「グーチョキパン屋」が劇中から飛び出し登場。店では、実際にパンを買うこともできちゃいます。

 そして、新エリアのオープンに合わせて無料で楽しめるエリアも拡大されます。その名も「魔女の谷のみえる展望台」。

 文字通り、パークのチケットを持っていなくても、ここなら、新エリアを一望することができます。

 ただ平日は無料ですが、混雑が見込まれる週末や大型連休などは整理券を購入する必要があるので、ご注意ください。

※宮崎駿監督の「崎」は、正しくは「たつさき」です

(2月27日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)

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