SASUKEアメリカ予選　

#SASUKE　
　
TBSのスポーツバラエティ番組SASUKE
一般公募で選ばれた100人が巨大なアスレチックに挑戦するという内容です
2024年遂に日本で開催は初となった世界大会SASUKEワールドカップは大盛況で幕を閉じました
世界大会はアメリカやフランスなどでも既に開催されておりまた他国のSASUKEに日本人選手が参加するという形はいくつかあり今回のワールドカップに繋がるイベントがありました
ではそんな世界的な交流の元祖は一体なんなのか
それがこの3人の日本人選手が派遣された交流イベントにあります　
2010年夏に開催されたAmerican Ninja Warrior(以外ANW)の第2回大会
日本ではSASUKEの第25回大会の放送が終わり26回大会の撮影が始まろうとするタイミングでした
この大会は26回の参戦もかかっており述べ10人が日本に派遣されました
ポール・キャゼミア、ブレント・ステッフェンセン、デイヴィッド・キャンベル、ブライアン・オロスコといった実力者が参戦していた中で再起をはかり参戦していた選手がいました
男の名はリーヴァイ・ミューエンバーグ
リーヴァイはANWの前身でもあるAmerican Ninja Challengeで優勝しSASUKE第20回大会で最優秀成績を収めたことで一躍有名となりSASUKE世界交流の橋渡しとなった一人としても功績を残しました
そんなリーヴァイも25回大会でまさかのセカンドステージ脱落
復活をかけて臨んだANWにおいてはパルクールアクションも交えた軽快な動きで何とトップ10入りを果たしSASUKE参戦を勝ち取りました
しかしご存知の通りリーヴァイは26回大会には出場しませんでした
手首の怪我で欠場となりリザーブ選手に出場を譲りANWからも数大会出て以降は参戦をしなくなりました
少し物寂しい最後になりましたがリーヴァイのアクションは当時でも注目されていたのは事実でした
またデイヴィッドが挑んでるステージは一次予選を勝ち上がった選手だけが挑める準決勝ラウンドでサーモンラダー等が追加されています
日本人選手のANW仕様のサーモンラダー挑戦も見てみたかったですね
ここだけを見るとただのANWですが本題はここからです　
この大会では3人の日本人選手が初めてアメリカの地でSASUKEをトライしました
その3人が長野誠、漆原裕治、奥山義行でした
参戦と言っても出場レースに出るのではなくファーストステージのみのゲスト参加だけなので盛り上げ要員といった所ですが当時では他国に派遣という異例の参戦だったこともあり現在では当たり前になったSASUKE世界交流の一端を担ったことになるでしょう
当時の現地レビューにも3人がファンや選手と交流し大会用のグッズを手に入れるなどの写真が見受けられます
では3人はANWにおいてどんなパフォーマンスを見せてくれたのか
まず奥山は何とジャンピングバーで逆上がりをする余裕あるパフォーマンスを披露しました
奥山といえば寡黙な選手というイメージがあるのでアメリカの地が彼をこんなに弾けさせたのでしょうか
奥山は25回と26回ではアルティメットクリフハンガーに到達し充実したSASUKE生活を送っていた一方程なくして緑山から姿を消してしまいました
次に挑戦したのが漆原ですが少し緊張の様子が伺えます
しかし当時最強の男として意地のクリアで安堵してる様子が見れます
漆原は25回でまさかのセカンドステージリタイア
このクリアで弾みになればと思いましたが26回ではファーストステージリタイアと悪夢のSASUKEとなりました
しかしご存知の通り漆原は2度目の完全制覇を成し遂げSASUKEの鉄人となっていきました
最後に挑戦したのは長野誠
長野はSASUKE史上最悪のスランプに陥っておりこれが復活のきっかけになればと思い動きに関しては2人よりも圧倒的なパフォーマンスを披露
ANWの視聴者の多くは全盛期の長野を見て育ったので現在の選手も長野を崇拝してる人が多くこの動きを生で見れて感動したことでしょう
しかしこの時期の長野は跳躍エリアに弱すぎるという大スランプであり24回と25回では跳躍エリアでリタイアしていました
そしてこの挑戦でも跳躍に失敗しリタイア
笑顔で観客に応えるも内心は悔しかったと思います
そして26回でもジャンピングスパイダーでリタイアしており実質的には4回連続で跳躍エリアでリタイアしたことになりました
しかし長野は27回でアルティメットクリフハンガーに到達しており復活を果たしました
こうしてゲスト参戦ではありましたが日本人がANWに参戦したことは今日のワールドカップなどの世界大会に繋がるような貴重なイベントになったと思います
いつかANW本戦に日本人が参戦し逆輸入選手としてSASUKEに出る可能性もあるのではないかと思います