グラミー賞アーティストのスキップ・マーティンさん 子どもたちと交流 潮来

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潮来市のPRなどを行う「水郷いたこ大使」で、グラミー賞受賞アーティストのスキップ・マーティンさん(67)が10日、潮来市立あやめこども園(同市潮来)に通う3歳児から5歳児の「誕生会」にサプライズで登場し、歌やダンス、簡単な英会話などを用いて子どもたちと交流した。

マーティンさんは、2017年から音楽を通じた社会貢献活動に力を入れており、日本では熊本地震や西日本豪雨災害などで被災地復興支援を行ったほか、吹奏楽部のある学校で楽器演奏の指導などを手がけている。これらの活動が評価され、23年4月には、米国のバイデン大統領から特別功労賞が贈られた。

今回の訪問は、静岡県掛川市の特別支援学校「ねむの木学園」で、今年から非常勤講師として音楽と英語を教えていることから6月28日に来日。7月11日の離日前に潮来入りし、9日夕方に市立潮来一中、10日午前中に同園を訪れた。

ハンドパペットのライオンと一緒に子どもたちの前に現れたマーティンさんは、コミカルな人形の動きを交えながら「ABCの歌」や「お誕生日の歌」をユーモアたっぷりに熱唱。また、愛用のトランペットで自身の楽曲も演奏し、プロの技を惜しみなく披露した。

子どもたち約40人は「おはようございます」「あなたが好きです」など、簡単なあいさつを英語で表現。会の最後は、自身が所属していたソウル・グループ「クール&ザ・ギャング」の代表曲「セレブレーション」のリズムに乗って全員でダンスを踊り、お友達の誕生日を祝った。マーティンさんは「パペットを用いながら、人に優しくすることの大切さを子どもたちに伝えたかった。潮来の子どもたちはとてもワンダフルだった」と笑顔で話した。

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