【つなぐ!感動 かごしま国体】「楽しんで優勝!」ビーチバレー少年男子・鹿屋高校ペア (23/09/14

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KTSライブニュースではかごしま国体に出場する鹿児島県代表の注目選手や国体にまつわる世の中の動きを『つなぐ!感動 かごしま国体』と題してお伝えしていきます。

かごしま国体の開会式は10月7日ですが、実は9月16日から「会期前競技」が開かれます。今回はその中から、上位入賞が期待されるビーチバレー少年男子の部に出場する鹿屋高校のペアを特集します。モットーは「楽しんで勝つ!」です。

ビーチバレーボール、少年男子の部に出場する、鹿屋高校3年、濱本蓮斗選手と2年、宮田修平選手の先輩後輩ペア。

2人は、8月大阪で開かれた全国大会で見事3位入賞を果たし、2年生の宮田選手は大会の有望・優秀選手にも選ばれました。

鹿屋高校のある鹿児島県・大隅地方ではビーチバレーの大会が多く開かれることから、鹿屋高校バレー部では部活動の一環で希望者がビーチバレーにも取り組んでいます。

濱本選手と宮田選手がペアを組んだのは2022年6月のこと。

指導する鹿屋高校・中山育郎監督は「濱本自身がビーチバレーに強い気持ちを持ってる。その気持ちで後輩を引っ張り上げるだろうと。濱本にないところを持ってる宮田、スパイクの強打だったり、明るさだったり。いいペアになるんじゃないかなと思って組ませました」と語ります。

ともに鹿屋市で生まれた2人。小学校時代は剣道少年だった濱本選手に対し、宮田選手は兄の影響で小学2年からバレーを始めました。中学時代は鹿屋中学校、鹿屋東中学校でそれぞれがバレーに没頭し、高校で出会い“相棒”になりました。

濱本蓮斗選手「宮田選手は試合中は怖い顔するんですけど、普段バレーをしてないときは、結構おちょくったりとか、してますね」

(Q)普段の濱本選手は宮田くんから見たらどんは人?

宮田修平選手「夏はよく川に行く人だなって(笑)」
濱本蓮斗選手「今年は行けてないですね。海に行く方が多かったです(笑)」

砂地で試合を行うビーチバレーは、1チーム2人で21点先取の3セットマッチです。6人制バレーとの大きな違いは、両チームの合計得点が7の倍数になるとコートチェンジすること。“風”が試合の流れを大きく左右するため頻繁にコートを変えます。

見所は、どんなに強烈なスパイクをレシーブしても、すぐさま立ち上がりスパイクを打たなければならない、そのスピード感と迫力です。

この日は鹿屋体育大学の現役バレー部を相手に、国体に向け、細かいプレーを修正していました。

大学生アドバイス「たまたま決まったは続かんから絶対。こうだったら、パスが短くなったら、長くなったらこういう風に助走するぞ、こういうトスを貰う」

濱本蓮斗選手「コールしかない。どうするか、見えてないスパイカーは」

コートにいる味方はたった1人。とことん話します。

(Q)一緒にプレーをする宮田くんはどんな存在ですか?

濱本蓮斗選手「強いスパイクを打ってくれますし、2年生とは思えない技術を持ってるので、助けられることもあって結構頼りになります」

宮田修平選手「自分トスミスとかが多いんですけど、そこをカバーして相手のいないところに打ってくれたり、サーブが良いので相手を崩して連続得点を取れるので、とてもありがたいです」

2022年のとちぎ国体では初戦敗退、その悔しさをバネにこの1年間努力を重ね全国3位に上り詰めた濱本・宮田ペア。3年生の濱本選手にとってはこのかごしま国体が高校生活最後の大会です。

濱本蓮斗選手「やっぱり優勝目指して頑張りたいと思いますし、何より自分たちが楽しんで勝つっていうことが一番大事だと思うし、そうしないと勝てないと思うので、一つ一つのプレーを楽しみながら上を目指せたら」

宮田修平選手「蓮斗さんも僕も悔いの残らないような成績を残すというよりかは、プレーを全力で楽しみたいと思います」

“メンタルの駆け引き”が醍醐味と話す人もいるビーチバレー。2人の信頼感と絆が、鹿児島の地で試されます。

かごしま国体・ビーチバレーは9月16日から19日まで大崎町ビーチスポーツ専用競技場で行われ、誰でも観覧できます。濱本・宮田ペアの初戦は16日(土)午前9時50分からです。地元の皆さん、ぜひ現地で応援して下さい。

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