器楽の発展【ヘンデル / ヴァイオリンソナタ 第4番 ニ長調 第1,2楽章　Händel/Violin Sonata D-dur No.4 HWV.371 mov.1,2】

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ヘンデル：ヴァイオリンソナタ 第4番 ニ長調 第1,2楽章
Händel : Violin Sonata D-dur No.4 HWV.371 mov.1,2

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この曲は後期バロック音楽の著名な作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが作曲したヴァイオリンソナタです。
ヘンデルが活躍したバロック後期になると楽器の性能が上がり、高度な演奏技術を表現することが可能となりました。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(ヴァイオリン属）、コントラバス(ヴィオール属）は、17-18世紀に盛んに制作されるようになります。そして楽器が中心となる楽曲が増えていきました。
ヘンデルはドイツで生まれイタリアで活躍、そしてイギリスで活躍しイギリスに帰化した作曲家です。主にオペラ、オラトリオの分野で活躍しました。バロック音楽を代表するヘンデルはJ.S.バッハと同年代ですが、2人は生涯一度も出会うことがなかったそうです。日本ではバッハのことを「音楽の父」ヘンデルを「音楽の母」と呼ぶことがあります。
この曲は1749-50年頃に作曲されました。晩年に作曲された充実した作品で、壮大でのびやかな彼の代表作品の一つです。ヘンデルが残した「オルガン協奏曲集　1.2.3.5番」と同様に緩急緩急の４楽章構成です。1楽章は雄大で何かを懐かしむような雰囲気、そして2楽章は器楽の特徴が生かされた、生き生きとした曲調です。

淵野日奈子おはなしクラシックvol.5
‪@Chika_Hashimoto_Piano‬
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