節談説教「如来ひとり共なりき」(廣陵兼純師、真宗大谷派満覚寺住職)

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節談説教とは浄土真宗で伝えられてきた伝統的な布教法です。畳半畳を載せた高さ1㍍くらいの高座に座り、中啓という扇と念珠だけを持って浄土真宗の法義を話します。その話も聞く人の理性に訴えて理解させるのではなく、感性に訴えて心を共鳴させるものです。これは遠く法然門下の聖覚法印から同じ法然門下の親鸞聖人を通して、浄土真宗で永らく伝承されてきました。その全盛期の名人範浄文雄師は、行く先々のお寺で聴聞者が集まりすぎて本堂の床が抜けることが多々あったので、「御堂こぼしの御坊さま」と呼ばれたほどです。しかし戦後の教団近代化路線により、「もっとアカデミックな布教をせよ」という指示がなされ、この節談説教は布教の表舞台から排除されてしまいました。その結果あれほど聴聞者を集めた浄土真宗寺院の法座から、聴聞者の数が激減してしまったのです。現在浄土真宗の法座で満堂の聴衆を集める所はほとんどありません。このことに気がつき、なんとか現在の法座の状況を改めたいと考えた有志によって、その伝統的布教法の復活が試みられました。それが平成19年7月3日の東京・築地本願寺での節談説教布教大会です。
 この日、節談説教が聞けるという噂を聞きつけて、北は北海道から南は鹿児島からも推定で2500名の聴聞者が集まりました。嘗ての説教全盛時代に全国の真宗寺院で日常的に見られた群参という風景が再現されたのです。そして聴聞者は布教使の話に心を共鳴させ、感動に包まれたのでした。この成功により今一度伝統的な布教法を復活し、その演者を育てようという機運が持ち上がり、浄土真宗の派の壁を越えた集まりである節談説教研究会が結成され、翌年2月京都に於いて第一回節談説教者育成セミナーを開催して、以来多くの説教者を世に送り出すことになったのです。
 誤解されやすい点ですが、節談説教は、その節や構成法自体は伝統的なものを踏襲していますが、話そのものは伝統的なものに縛られてはいません。もちろん伝承されてきた因縁談を用いることもありますが、現代に起きた話を因縁談として用いることも多々あるのです。どのような因縁談を用いても、テーマとする真宗法義を心に共鳴させることが一番大事なのです。
 今回このYou Tubeで、その節談説教を聴聞できるように公開しました。順次いろいろな説教者の弁ずる節談説教を公開して参りたいと考えております。お聞きになって興味を持たれたら、会が主催しております法座にも足をお運び下さい。
今回の録画は、その築地本願寺で収録されたものの一部です。この時の全ての録画は、(株)方丈堂出版より『節談説教布教大会全記録』としてDVDが発売されておりますので、全編が欲しい方は(株)方丈堂出版に直接お申し込み下さい。今回の公開に当たっても(株)方丈堂出版より特別に許可を頂いたことを記し、深く御礼を申し上げます。

節談説教研究会
193-0824東京都八王子市長房町798-1本淨寺開教院内
TEL042-666-6038 FAX042-666-6605
E-Mail:[email protected]

(株)方丈堂出版
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