172)鳥取城【48歳独身の黙々とひとり旅鳥取編】山上ノ丸まで行ってきました　「日本（ひのもと）にかくれなき名山」と称された城　日本100名城(鳥取県鳥取市)Tottori Castle

名古屋市より高速は一切使わず下道のみを使っての訪問。途中で伊根の舟屋に立ち寄る。ちなみに出発は早朝5時半、伊根の舟屋に着いたのが11時半。1時間程滞在して、鳥取城に着いたのが16時過ぎ。さすがに疲れたよ。でもなんとか間に合った。
着くと、出店と警備員が目に付く。訪問日は2024年4月1日。春休みということで、ここ数年は数日の休みがあるので、城巡りをしているが、この時期は桜の時期と重なるので、桜の名所になっている城跡はどの時期よりも本当に混む。鳥取城も鳥取では桜の名所になっているようだ。個人的には、桜にはあまり関心がないので、タイミングの悪さに少しガッカリ。
事前の下調べで、城跡の入口近くの6台の無料駐車場があると把握していたが、満開前の16時過ぎとはいえ、そこそこの人だかりができていたため、当然の満車。ぐるっと一周したが、コインパーキングも無かったので、県庁北側駐車場を利用。吉川経家の像の目の前にあるが、案内板には県庁と周辺の公共施設を利用される方のための駐車場と書いてあったが、城跡は久松公園として整備されているが、公共施設に該当するんだろうか？どっちとも書いてなかったし、実際はガラガラだったため、駐車させていただきました。
鳥取城と言えば、秀吉による凄惨な兵糧攻めである「鳥取城の飢え殺し(渇え殺し)」の舞台として有名だが、開城後の後日談として、秀吉側が降伏した飢えた城兵に粥を食べさせたら、大多数の者が、長期的な飢餓状態の人が急激に血糖値が上がることによるリフィーディング症候群で亡くなったと言われている。秀吉側に殺そうとする意図は無かったと言われているが、秀吉側は、本当にそのことを知らなかったんだろうか？兵糧攻めは頻繁に行われていた時代に？秀吉も鳥取城の前にも兵糧攻めを行っていたのに？医学的な知識が無くても身体に良くないことは単純に分かるだろうし、弱り切った身体なら簡単に死んでしまうのは分かるはず。
歴史は光が強ければ強いほど、その分、影も強くなる典型だな。歴史上の人物を必要以上に美化する闇を感じざるを得ないことを吉川経家の像を見て思い出した。
ちなみに当然のごとく、山頂の山上ノ丸まで訪問。登るにはギリギリの時間だったが、行きに一人とすれ違っただけ。その眺望から「日本にかくれなき名山」と言われているが、天守櫓跡からは、左手は、元々は海だったという湖山池の小島が確認できるが、ちょうどそこに夕日が沈み始めたところだった。真ん中は、鳥取市街地と千代川と日本海、右手は鳥取砂丘と、なかなかの眺望だった。
残念だが、ここまで来る人は少ないんだろうな。事前のネットの情報も山上ノ丸の情報は少なめだった。

【投稿のいきさつ】
48歳独身の自分がただ黙々と一人旅をした映像です。大学を5年間でなんとか卒業後、24歳より西日本で有名なブラック企業に入社。1年のうち平均358日が仕事で、早朝から深夜まで数字に追われる日々を20年近く続ける（休日はお盆2日、年末年始5日ぐらいのみ。勤務時間は普通の時で朝7時〜夜11時、ひどい時は書きたくないほどひどい）。そんな会社もそこそこ営業結果を残せれた為、小さい営業所の所長をやったりと、ズルズルと在籍。そんな会社も数年前から労基の指導や働き方改革で週に1日は休めるようになる（時々2連休もある）。当初は20年近く、毎日一息もつけない働き詰めの生活の反動から休日は全く何もしたくない、と思い本当に何もしない生活を続ける。ただ、この20年間、働き詰めで仕事だけのこのままの生活ではいけない、少しだが時間もお金もある、と思い、自分は何がしたいのかを考えたところ、自分は城跡を見るのが好きだったことを思い出し城跡を巡るようになる。2020年3月にスマホにかえたのを機会に投稿を始める。それ以前に訪問した犬山城、岐阜城、広島城、岩村城などの記録を残さなかったことに後悔しつつ投稿を続けています。

#日本100名城
#鳥取の飢え殺し