夏の高校野球・群馬大会　樹徳が30年ぶり3回目の優勝　健大高崎を6-4で下す(22/07/27)

夏の高校野球群馬大会は２７日、決勝戦が行われ、ノーシードから勝ち上がってきた樹徳が第二シードの健大高崎を破り、３０年ぶりに甲子園切符をつかみました。

失策は共にここまで１と、守り勝つ野球で勝ち上がってきた両チームの決勝戦。樹徳が勝てば３０年ぶり、健大高崎が勝てば７年ぶりの夏の頂点です。樹徳は、ここまですべての試合で先発を務めたエース亀井をマウンドに送ります。

健大高崎は、１回表、２アウトながら３番のキャプテン佐々木がヒットを放ちますが、プロ注目の４番清水はファーストゴロ。樹徳の亀井は上々の立ち上がりを見せます。その裏、樹徳は、健大高崎の先発・芹澤を捉えます。ヒットやデッドボールなどで１アウト満塁のチャンスを作り、バッターは５番舘野。打球はセンターへ。３塁ランナーが還り、樹徳が幸先よく先制します。さらに６番森が続きます。これで４点を追加し、５対０。樹徳が初回から健大高崎を突き放します。

追いかける健大高崎は、３回表、ヒットと送りバントでランナーを２塁に置いて４番・清水。ライトへのタイムリーで１点を返します。その後、両チーム１点ずつ加え、６対２で迎えた５回表。健大高崎は、２アウトながらランナー３塁１塁とチャンスを作ります。打席には、今大会好調の７番・山田。レフト前へとうまく運び、１点を返します。さらに８番関根からもタイムリーが飛び出し６対４。健大高崎がじわりじわりと詰め寄ります。

その後は、試合は動かず、迎えた９回表。後がない健大高崎は、この回先頭のキャプテン佐々木がレフト前ヒットで塁に出ます。一発が出れば同点という場面で、今大会２ホーマーの４番清水。樹徳のライト・髙木のファインプレーで２アウトとします。続く、代打の堀江は、執念の内野安打で塁に出ますが、６番狩野がショートゴロに倒れ試合終了。樹徳のエース亀井は、１５０球の力投で、健大打線をねじ伏せ、３０年ぶり３回目の甲子園切符をつかみました。

全国高校野球選手権は、来月３日に組み合わせ抽選会が行われ、６日から兵庫県の阪神甲子園球場で熱戦が繰り広げられます。