10円からの商売でも儲かる㊙️密‼️朝から大行列が出来る「駄菓子店」にカメラが密着‼️

岡山県瀬戸内市。年間１００万人の客が、ここに！お盆のこの日、開店前にはおよそ８００人が詰めかけ…店が開くと、ご覧のにぎわいです。

「どれにしよっかな～」

子どもも、大人も、夢中！そのお目当ては「駄菓子」です。ないものがないから。なんか、だから来ますね岡山に。大きくてびっくりしました。想像以上！この駄菓子店。広さはテニスコート１０面分に相当する、常識破りのスケール！その名も…

「日本一（にほんいち）のだがし売場」

「わあ！」女の子が見つけたのは…
「お母さんこれいろんな味あるで！」

お餅風のお菓子。さくらんぼ味が有名ですが…エナジードリンク味に？？焦がし生キャラメル味まで？？？この店では複数のメーカーから、１０種類以上を仕入れています。品ぞろえはおよそ５,０００商品に上り、見慣れないお菓子も数多く並んでいます。売り場を作った社長に聞いてみると…

「駄菓子メーカーの商品は全部入れてる。売れるとか、売れんとか関係ない。全部ば～っと。選ぶのは「子ども」

時には、こんな格好で…「だがしおじさん」です。

「だがしおじさん」
「大人目線でいくと子どもは全然喜ばないからね。おんなじこう目線にならないと」

だから、売り場の棚は…幼児の目線でもお菓子が見える、この低さ！
幼児「きいろ…ピンクにする！」
自分で選んでかごに入れれば、ちょっぴり大人気分です。さらにお菓子には、今どき珍しい、値札シールが！商品１つ１つに貼るのは大変な手間ですが…子どもたちが自分で値段を計算できるよう、あえてそうしています。「日本一のだがし売場」は、食品卸の大町（おおまち）が、倉庫の一角で始めた小売りがルーツ。

子どもたちの要望に応えて品ぞろえを増やし続けていたら…
全国から客が集まり、いまや会社の売り上げの半分以上を占める「事業の柱」に。
１２期連続の黒字を達成しています。きちんともうけを出す秘訣はー

「うちはディスカウントじゃないから。メーカーさんの言い値で買ってるから。
みんな利益出るじゃないですか。」

駄菓子メーカーの希望する価格で仕入れ、定価で販売。仕入れ先の利益も確保する狙いです。１個１０円からの商売ですが、平均客単価はおよそ３,０００円。中には…
「2万5,000円です」
「仕方がないです。子どもの笑顔には代えれません」
「楽しさ」という付加価値を生み、安売りには頼らない商売。意識するのは、「駄菓子の未来」です。駄菓子を手掛ける中小メーカーは、価格や納期など流通大手の要求に応じられず、事業継続を断念するケースも少なくありません。そんな中、商品の魅力発信をはじめ、業界全体を盛り上げています。

「メーカーさんとは運命共同体ですね。手を取り合ってね、業界を盛り上げていって…お金を持ってる人も持ってない人もみんな平等でね、この時間を楽しめるというか、これが「日本の文化」だと思いますので、ぜひこれを世界に発信してね」



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