北海道唯一の夜間動物病院 引っ越しに密着 一日も休まず移転できるか? ペット救急医療 緊迫の24時間

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北海道で唯一、夜間に救急の診療している札幌の動物病院。その病院が、先月引っ越ししました。1日たりとも休まずに無事引っ越しできるのか?緊迫の24時間を追いました。

札幌市中央区のオフィスビルの一角。午後8時半、急患がやってきました。生後8カ月のラブラドールレトリバー。一見、元気そうに見えますが…。

札幌夜間動物病院・川瀬広大院長:「この犬はこの靴下(の片方)を食べちゃったということで。これをいまからどうやって回収するのか。ワンちゃんだと気持ち悪くなるようなお薬を注射して。たぶん飲めたものなので、出すのもいけるんじゃないかなと」。

道内におよそ300軒ある動物病院の中で唯一、夜間専門で診療をしている札幌夜間動物病院。誕生したのは2006年。「夜中だから救ってあげられなかった」という無念の思いが原動力となり、獣医師たちが夜の緊急手術にも対応できる動物病院を、北海道で初めて設立しました。

現在では、救急医療に携わりたいと全国から集まった獣医師14人と11人の看護師が交代で勤務。診療は365日休みなく、午後7時から翌朝6時まで行っています。

音楽のリズムに合わせて行われているのは、心臓マッサージのトレーニング。日本獣医救急集中治療学会の理事長でもある川瀬院長は、動物の救急医療の第一人者。獣医師や看護師、さらには飼い主に向けて救急医療の大切さを伝えています。

川瀬院長:「僕らが小さい頃って、ペットって外で飼っているイメージだった。今は身近な空間に入ってきて、子どもと同じ位置にいると思う」。

先ほどのワンちゃん、吐き気を促す注射で無事に靴下を吐き出すことができました。

飼い主の女性:「(Q.よかったですね)気を付けます。すぐ対応してくれると思わなかったので、助かります」。

一晩でおよそ20件の診察。犬と猫が9割を占めますが、中にはウサギなどの小動物や小鳥などを診ることもあるそうです。

開業から17年余り、この日、夜間動物病院は大きな節目を迎えていました。この日の診療をもって中央区から西区に移転します。引っ越しギリギリまで、救急対応が続きます。

川瀬院長:「(Q.全然移転する雰囲気ではないが?)どうしても今晩来る飼い主さんもいるので、こういう動物の状況を把握する心電図とか、そういうのはどうしてもなかなかまだ運び出せない」。

超音波検査の装置はおよそ1000万円。医療機器は全て精密機械のため、専門の業者が運びます。

川瀬院長:「あそこにICU。あの機械がいちばん大きくて、ここの病院に入れる時も、全部分解しないと入らないくらい大きい物。あれがこの病院の中では、おそらく一番大きい物」。

診療が終わる午前6時から引っ越しを始め、その日の午後9時には新たな場所で開業を目指します。

川瀬院長:「(Q.一日も休まずに?)絶対休まずに。やっぱり夜間に状態が急変してしまうのが多い。僕らが休んだときに、もしかしたら治療したら助かった子が亡くなってしまうのを考えると、休むわけにはいかない」。

一日も休まず、無事に移転することができるのでしょうか。

午前5時、低血糖で来院した猫が治療を受けていました。診療と同時に、引っ越し準備も佳境です。

川瀬院長:「(Q.片付いた?)だいぶ(スタッフが)物を運び出してくれている。もう少ししたら業者さんが来る」。

最初に来たのは、内視鏡の器材を運ぶ業者でした。

業者:「きょう1日だというので、午前9時に来ようと思ったが、9時に来たら(業者)で混み混みになるなと思って。だったら朝一でやった方がいいなと」。

そして、一番大きい動物用集中治療室。3つに分解して、なんとかエレベーターに乗せることができました。次々と手際良く、器材が運び出されていきます。

川瀬院長:「右も左も分からないところから始まったので、いろいろ勉強させてもらった場所かなと思います。僕らが窓の外を見るというのはないんです。基本的には夜なので、あんな風に窓の外を見るのはなかなかなくて」。

引っ越し先は西区二十四軒。北海道獣医師会館の1階です。

川瀬院長:「もう1個さ、ストレッチャーなかった?」
スタッフ:「ストレッチャー来てない」。
川瀬院長:「レントゲンって終わりました?いま何迷ってる?迷っていることある?」
スタッフ:「全部」。

開業まであと8時間ほど。

川瀬院長:「午後9時に始められる気がしないです。(Q.完成度合いとしては?)いま2%ぐらい」。

午後8時半。開業の30分前にはすでに診療が始まっていました。新しい夜間動物病院は、以前の2倍以上の広さに。ナースステーションも備え、検査やカルテの入力がスムーズにできるようになりました。より高度な医療が行えるよう、新たな検査機器も設置しました。

川瀬院長:「手術室の隣にあるのがCT室。超音波やレントゲンの検査で、ある程度見えているところと、やっぱりこの機械じゃないと見つけれないところがある。(Q.値段は高い?)家一軒建つぐらい」。

さらに、来月にはMRIも導入する予定です。

川瀬院長:「やっとここで、とことんこの子たちに救急治療とか集中治療ができる環境が提供できるなっていうところで、すごく内心うれしいです」。

最新の設備を揃えた、日本でも有数の動物病院。救急医療のスペシャリストは、目の前の命と向き合い続けます。

川瀬院長:「北海道に住む多くの飼い主たちが夜を安心して暮らせるような地域になるように、ここの病院はそういった飼い主さんたちの安心をつくり出せるような病院にしていきたいと思っています」。

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