妖怪人間ベム (テレビドラマ)

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妖怪人間ベム 」 妖怪人間ベム (テレビドラマ) 『妖怪人間ベム』(ようかいにんげんベム)は、2011年10月22日から12月24日まで、日本テレビ系列『土曜ドラマ』枠で放送された日本のテレビドラマ。
テレビアニメ『妖怪人間ベム』を原作とするが、実写化作品でありオリジナルの要素も含まれている。
2012年にはこの実写ドラマの劇場版として映画化され、12月15日に公開された。
ベム役にはKAT-TUNの亀梨和也が、ベラ役には杏が、ベロ役には子役の鈴木福が起用されたほか、ドラマオリジナルキャラクターとして北村一輝が出演している。
ナレーションはアニメ第1作でベムを演じた小林清志が担当していた。
脚本は2010年4月期に同枠で放送された『怪物くん』を手がけた西田征史が担当した。
また、亀梨は『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)以来1年9か月ぶりの連続ドラマ主演であり、同局では『神の雫』以来で、この枠での主演は『1ポンドの福音』以来、秋クール放送のドラマ主演は、『たったひとつの恋』以来5年ぶりとなる。
初回と最終回は15分拡大して22:09まで放送。
妖怪人間ベムシリーズ初の完全地上デジタル放送でもある。
実際の俳優が演じているため、ベム・ベラ・ベロの人間態の姿はより人間に近いものとなっている。
妖怪態の姿はアニメに近いが、ベムの両肩には鋭利な突起があり、体格以外でのベロとの個別化がされている。
オープニングの映像ではアニメ第1作のアバンタイトル表示前に毎回放映されていた映像が実写でほぼ忠実に再現されている(ベムが窓際で咆哮をあげたり、ベロがフラスコを握りつぶすシーンもほぼ同じ)。
ただし画面を引き裂くシーンがアニメではベロの役目だったのに対し、本作ではベムの役目となっている。
また、アニメ第1作の実質的な主人公がベロだったのに対し、本作ではベムが名実ともに主人公となっており、アニメでは控えめだったベムの露出が本作では大幅に増やされている。
本作は、第49回ギャラクシー賞マイベストTV賞第6回グランプリ、日刊スポーツ・ドラマグランプリを受賞したほか、演技を評価されメインキャストは第71回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞、同助演女優賞など数々の賞を受賞した。
キャッチコピーは「はやく人間になりたい」。
ある実験により1つの細胞が分裂して生まれた、三人の“妖怪人間”ベム・ベラ・ベロ。
彼等は、人間に勝るとも劣らぬ優しい心を持っているにも関わらず、その醜い容姿ゆえに人間から迫害され続け、人間になる方法を探し求め数十年間に渡って街から街へとさすらい続けてきた。
そして、とある街でベムたちは夏目という刑事と出会う。
朴訥な優しさを持つ夏目や、彼の家族とのふれあいにより、久しく忘れていた心の温もりを感じるベム達。
だがこの街の影では、奇妙な力で人間の悪意を増幅させ、犯罪に走らせる謎の男が暗躍していた。
緒方博士が人造人間の製造時に絶命してしまい、研究途中で偶然生まれ出た生命体。
名前のない男(後述)と相反する「善の心」のみを持っており、本能的に人間を守る側の生命体として活動する。
不老不死の肉体を持ち永い時(恐らく太平洋戦争の前後から)を過ごして生きてきたが、妖怪人間故に精神年齢は生まれた時から変わらない(この設定は2006年版と同じである。ベロは子供の精神年齢から変わらない)。
人間態では頭部に瘤状の角や鱗状の皮膚があり(それぞれ帽子、髪飾り、ゴーグルで隠している)、肩の周辺の皮膚が鱗のようになっていることを除けば、見かけは全く人間と変わらない。
しかし怒りや悲しみ、喜びであっても感情が高ぶると妖怪人間の姿に戻ってしまい、特にベロは少し驚いただけでも戻ってしまう。
身体能力は人間をはるかに上回り、人間態の時も並外れた跳躍力や怪力を発揮できる。
特に跳躍力が優れており、高所からの着地(高層ビルのからの落下など)も難なく対処でき、深い傷を負ったり拳銃で撃たれても一瞬で治癒する回復力もある。
しかしそれらの能力はベム達にとっては人間との壁を作る苦痛な代物でしかない。
ベムたちの数少ない理解者である家族。
爆破事件で長男の誠を亡くしている。
刑事である章規が怪事件に巻き込まれる度に3人...

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