【朗読】山本周五郎「世間 」　朗読・あべよしみ

新潮文庫「与之助の花」より朗読させていただきました。

初出・・・『アサヒグラフ』１９３６年(昭和１１年)２月　(ペンネームは仁木繁吉)



悪田君次は、借金の名人として有名だった。彼は、必要以上にぜいたくな部屋に住み、膨大な蔵書も所有しているにも関わらず、誰にでも無心をするのだ。ある日、君次は、知り合いの文筆家・頭岸九太郎から、詩人の志摩勇三という男を紹介されるが・・・。



山本 周五郎
（やまもと しゅうごろう、1903年6月22日 - 1967年2月14日）は、日本の小説家。
本名：清水 三十六（しみず さとむ）。山梨県生れ。
横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」など
庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。


ボイストレーナー・朗読家の　あべよしみです。

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