友達 / ミンモア (Minmoa)

ミンモア “ki ku kibou”
https://www.inpartmaint.com/site/40866/

「友達」

大きな壁に阻まれて　
きみはどこにも辿り着けないね
強い日差しのなかで
救い手を待っている

言いたいことは　なにも言えないで
別のことばが出てしまう
でもほんとうは違うって
僕はわかってる

そうさ ここを離れて　遠いところへ向かおう
誰もいないところで　静かに生きよう

いつもどおり日が昇る　
きみはまた口を閉ざすよ
どこにいってもいいよ　
きみらしくいられるなら

そうさ ここを離れて　遠いところへ向かおう
誰もいないところで　静かに生きよう

花畑　光のなかで　どこまでも飛んでゆこう
自由になれたなら　永遠のような場所で

小鳥のように空高く　澄んだ声で歌えるよ
あらゆる生き物と手をつないで
友達

撮影：今野嵩朗、美法
編集：今野嵩朗

＜リリース情報＞
ミンモア “ki ku kibou”
■税込2,860円（税抜2,600円）
■SLIP-8519
■2024年11月1日
■レーベル：Stella
■発売・販売元：インパートメント
■フォーマット：CD
■仕様：ジュエルケース＋特殊折りブックレット
https://www.inpartmaint.com/site/40866/

【Minmoa(ミンモア)】
2016年、ギター担当の今野嵩朗を中心に結成されたフォーク・ロック〜サイケデリック・バンド。都内を中心に活動しながら、2018年にゑでぃまぁこんの元山ツトムがマスタリングを手掛けた1st EP『Minmoa』を自主リリース。2021年2月、P-VINE RECORDSより1stフルアルバム『帰郷の日』を、2022年12月にはEP『まどかな夜』を発売。

Gt 今野嵩朗
Vo,Syn 艸香沙恵子
Dr 森山幹大
Gt 大内聡
Ba 清水瑶志郎
Fl 佐々木雄大

Mimoa Official
  / minmoaband  
https://x.com/minmoaband

＜ki ku kibouについて＞
1stアルバムリリース後、メンバーチェンジを経て新体制でのライヴ、EP『まどかな夜』、
7インチシングル『まどかな夜／深夜の定期便』リリースを重ねていって、
このメンバーでの新しいミンモアの音を一つの作品としてまとめて形にしたい、
このメンバーならいいアルバムが作れるはず、と思いました。

思い描いていたものは、目の前で演奏しているように、ライブ感があって、オーガニックで、
ゆるやかなグルーヴが感じられるもの。なるべくオーバーダビングは抑えて、太い音で。
そのために、1stアルバムとは違い、複数ブースがあるレコーディング・スタジオを探し、
ボーカルを含めて一発録りを基本にしました。
演奏、歌のゆらぎのある一体感、息遣いが感じられるのではと思います。

そして、より聴き手に寄り添い、響き合うものにしたかった。
コロナ禍で家で音楽を聴いて過ごすことが多かったからかもしれない。
閉塞感のある閉ざされた状況、壁を感じてどこにも行けないと思えるなかであっても、
音楽は常に自分の側にいてくれるもの。親しい友達のように。音楽は希望、聴く希望。
そんなことを思っていました。

歌詞も前作からより具体的に書こうと思いました。感じたこと、思ったことをあまり抽象的にはせず、
なるべく具体的に、ありのままに。
ひとりぼっちだと感じている状況、どこにも行けないと思っている状況、
そういった困難な状況に寄り添うこと、
共存・共生すること、そこから心が開かれてゆくこと、といったことをイメージしながら、
歌詞を書きました。
聴き終わるとなにかじんわりと明るい気持ちになれるもの、希望を持てるものであれば嬉しいです。

今野