女子相撲にかける高校生　全国大会で悲願の初勝利　中学時代はたった1人の女子部員…勝利で見せた笑顔【報道ランナー】

新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった女子相撲の大会に、京都の高校生が出場。全国大会、悲願の1勝に挑みました。

4月10日、大阪府堺市で開催された国際女子相撲選抜大会。ことしは国内の選手のみで、3年ぶりに開催されました。

この大会に初出場したのが、京都両洋高校2年の谷元青空（たにもと・せいら）さん。

【谷元青空さん】
「大会という大会が全然できなかったので、開催していただいたことが、まずありがたい」

中学時代、たった1人の女子部員として相撲に打ち込んできた青空さんですが、これまで全国大会では1勝もしたことがありませんでした。

【谷元青空さん】
「悔しいですけど、まだ2年生と3年生があるので、その2年でトレーニングとか稽古をして勝てるようにしたいです」（2021年10月）

新型コロナの感染対策でこれまで会場に入れなかった家族も、ようやく娘の雄姿を見られることに。

【青空さんの母 菜穂子さん】
「正直、土俵に立ってる姿を見るだけでもうれしいなと思います」

初の全国大会1勝へ、まずは3対3で争う団体戦。先鋒が敗れ、運命は中堅の青空さんに託されます。

土俵際のきわどい勝負に、思わず頭を抱える先輩たち。

しかし軍配は青空さんに！　ようやく念願の1勝を手にしました。

大将戦も京都両洋高校が勝利。次の準決勝で敗れたものの、創部8年で初の3位入賞を果たしました。

【谷元青空さん】
「よかったです。しかも団体で先輩方にも迷惑かけたくなかったので、勝ててよかったです」

青空さんは個人戦でも快進撃。2勝を上げ、ベスト8入りを果たしました。

【谷元青空さん】
「勝ってるところを見せられたのは凄く嬉しいです」
ーーQ：喜んでたよ、お母さん
「本当ですか、よかったです」

大きな飛躍を見せた青空さん。さらなる成長を期待しています。

カンテレ「報道ランナー」2022年4月12日放送

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