SOLIDEMO / 「もう会えないけど、平気ですか？〜Our days〜」MUSIC VIDEO

2018年6月20日発売、SOLIDEMOの9枚目のシングル。

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SOLIDEMOが贈る男女の巣立ちソング。
夢を追いかけて生きる男女が出会い、結ばれ、葛藤し
その夢のために、別々の道を歩む決断をした二人。
「もう会えないけど、平気ですか？」
切ない別れの瞬間を叙情的に描いた、何処かの物語。
　
　～ＳＴＯＲＹ～
　　彼女は作曲家、彼氏は作詞家。ふたりのあいだでおきた出来事が、その喜怒哀楽のひとつひとつが、それぞれ曲になる。ふたりは恋におち、彼女の部屋でいっしょに時を過ごしながら創作は進むけれど、それぞれの目指す世界へむけて距離もまたできてきた。
これ以上は一緒にいられない……ふたりだけの完結した世界からでて、作曲家と作詞家、それぞれの道へ巣立っていく時がきたのだった。
彼は置手紙のように一篇の詞と、リンゴをひとつ置いて去った。
今までは、彼の詞に彼女が曲をつくって完成すると、彼女はいつも彼からリンゴをもらって、いっしょに頬張った。リンゴはふたりの喜びの果実だった。
『もう会えないけど、平気ですか？』
彼が置いていった最後の詞には、これまでのふたりのことが書かれていた……。
ふたりの恋の終わりを、曲にしろというのか？
なんてこと……彼女は思い悩んで川岸へ行き、ふたりで過ごした時の流れを思い出す。
ふたりで曲をつくりながら、喜びや葛藤の苦しみ、いろんな気持ちをぶつけあい、受けとめあってきた……彼女は彼が詞を書くときに着ていたカーディガンを、まるでいなくなった彼のように抱きしめる。
これからは、わたしひとりで生きていくんだ……。
涙があふれる。
ひとりで立たなきゃ……不意に彼女の身体のなかでリズムが脈打ち、メロディが流れた。
彼女の口から、彼の詞が歌になってこぼれだした。
『もう会えないけど、平気ですか？』
『忘れモノはないですか』
彼の詞が、歌になってほとばしる。
彼女は立ちあがり、駆け出した……つくろう、ふたりの最後の曲を、つくるんだ！
涙も歌もほとばしり、ふたりで過ごした日々が曲に生まれかわった。
「ありがとう、さようなら」
彼女はリンゴを頬張り、詞の最後にOur daysと書き記すのだった。