「お母さん・・・お母さん・・・」重度の栄養失調で入院する子どもの涙・・・ アフガニスタンの今【news23】

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タリバンが事実上統治するアフガニスタン。このあと数か月で100万人の子どもが命を落とすという試算もあります。現地で取材しました。

タリバンによる事実上の統治が始まって2か月余り。治安は一定レベルで保たれています。
その一方で、一般市民は貧困にあえいでいます。アメリカによる経済制裁が直撃しているのです。

記者
「栄養失調になっている子どもたちがものすごくたくさんいて今運ばれてきているということなので、先生が中を案内してくれます」

カブール郊外にあるこの小児病院には、栄養失調の子どもを受け入れる専用の病棟がありました。

小児病院の医師
「ここの赤ちゃんはみんな重症。重度の急性栄養失調状態です」

入院している、4歳のサイードちゃん。本来、4歳児の体重は16キロだといいますが、8.5キロしかありません。

サイードちゃんの母親
「子どもが7人、夫は仕事がなく生活費が足りない」
サイードちゃん
「お母さん、お母さん」

インタビューの最中も母親を呼ぶサイードちゃん。1年前から続く栄養失調がさらに悪化しているといいます。

サイードちゃんの母親
「誰に責任があるかは分からない。極度の貧困と食料不足が原因です。タリバンが来て、もっともっと悪くなっている」

この病院で受け入れられる子どもは10人程度。病院のスタッフはこのところ無給で働いていて、人員も資材も限界だといいます。

小児病院の医師
「私たちは急性栄養失調に加え、合併症の子どもたちも診ている。そのための薬も足りない」

WFP(世界食糧計画)によると、困窮状態のまま冬を迎えれば、急性栄養失調によって命を落とす危険のある子どもが数か月で100万人になるという試算もあります。
統治を進めているタリバンは、治安状態の改善をアピールしています。

記者
「これからタリバンのパトロールに同行します」

パトロールの密着取材。タリバン側は治安は悪くないと強調し、防弾ベストは必要ないと言いますが・・・。

記者
「絶対に安全を保障するって言われたんですけど、絶対に着用します」

出発の前、戦闘員が向かったのは・・・モスク。

記者
「機関銃、マシンガンを足元に置いて戦闘員たちがパトロールの前の祈りを捧げています」

そして、パトロールが始まりました。

記者
「人差し指がトリガーのところにある。本当にすぐに銃撃になれば撃てるようになっている」

カブール中心部の主要な場所を回ります。

記者
「NATO軍の司令部があったところ。これは中村哲さんの肖像画があったところですね」

恐怖による統治があるからこそ、治安が維持されているのではないか。司令官に質問をぶつけると・・・。

タリバン ムビーン司令官
「今は現場で裁くようなことはしていません。先日は窃盗犯を捕まえましたが、証拠がなかったため釈放しました」

一方、地方都市で誘拐事件の容疑者が射殺され、遺体が晒されたことを指摘すると・・・。

ムビーン司令官
「我々は誘拐犯に対しては容赦しません。誘拐犯は警察に渡さず我々が処罰します」

誘拐犯は現場で裁くことが決まっていると説明しました。
タリバン暫定政府は、イスラム法による犯罪の具体的な裁き方についてまだ明確な指針を示しておらず、透明性のある司法制度が確立されているとは言いがたい状況です。(12日23:54)

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