初の両派掛合演奏 清元延寿太夫 寿兵衛 『喜撰』 小山觀翁撰集

Описание к видео 初の両派掛合演奏 清元延寿太夫 寿兵衛 『喜撰』 小山觀翁撰集

二代目清元寿兵衛と六代目清元延寿太夫、
により
梅派、高輪派両派合同演奏が
放送芸能祭(1958昭和33年11月)で
初めて実現しました。


演奏会ではなく、
放送の世界で
成立したこの演奏が
後日、
清元協会(1964年)が成立する基になった
歴史的な演奏
ということになるのでしょう。

父 觀翁は
そうした趣旨で、
放送を録音しておいたのだろうと思います。
いま、あまり世間に出ていない音源
のようなのでアップします。



清元部分(清元流)
浄瑠璃
清元梅寿太夫
清元登志寿太夫
清元政栄太夫

三味線
清元寿兵衛
清元梅吉
清元梅園

長唄部分(宗家高輪会)
浄瑠璃
清元延寿太夫
清元志寿太夫
清元寿美太夫

三味線
清元栄寿郎
清元勝寿郎
清元一寿郎



*********************

『六歌仙容彩』(ろっかせんすがたのいろどり)のうち
「喜撰」(きせん)
桜が満開の祇園あたりの春景色。
「わが庵は芝居のたつみ常盤町」とにぎやかな長唄と清元の掛け合いになり、
花道から喜撰法師が桜の枝に瓢箪をさげてやってくる。
そこに茶汲み女・祇園のお梶が出てくるので、喜撰が口説きかかる。
お梶の手ぬぐいの踊りのあと、喜撰が「チョボクレ」を踊る。
お迎い坊主が大勢きて、中央に長柄の傘を立て、全員でにぎやかに住吉踊りとなる。
喜撰が肌ぬぎになり、姉さんかぶりで
「姉さんおんじょかえ」で悪身(わるみ・ワリミとも)という女のふりで踊る。
ふたたび総踊りになり、皆々、庵に帰って行く。


【歌詞】
我庵は芝居の辰巳常盤町 しかも浮世を離れ里世辞で丸めて浮気でこねて 小町桜の眺めに飽かぬ彼奴にうっかり眉毛を読まれ法師法師はきつつきの 素見ぞめきで帰らりょうかわしは瓢箪浮く身じゃけれど主は鯰のとり所 ぬらりくらりと今日もまた浮かれ浮かれて来りける 

もしやと御簾を余所ながら 喜撰の花香茶の給仕波立つ胸を押し撫でてしまりなけれど鉢巻も幾度しめて水馴れ掉 濡れて見たさと手を取って小野の夕立縁の時雨 化粧の窓に手を組んでどう見直して胴振るい 今日の御見の初昔悪性と聞いて此胸が 朧の月や松の影わたしゃお前の政所 何時か果報も一森と褒められたさの身の願い 惚れ過ぎる程愚痴な気に心の底の知れ兼ねて じれったいではないかいな何故惚れさしたコレ姉ェ うぬぼれ過ぎた悪洒落な賤が伏屋に糸取るよりも 主の心がそれそれ取りにくい エェさりとは機嫌気づまも不断から 酔うたお客の扱いは見馴れ聞き馴れ目顔で悟る 粋を通した其あとは コレひぞり言

わっちもそんなら勢い肌 五十五貫でやろうなら廻りなんしへ がらがら金棒に 路次ゃしまりやす長家の姉えが鉄砲絞りの半襟か 花見の煙管じゃあるめえし素敵に首に絡んだは 廊下鳶が油揚げさらいお隣の花魁へ 知らねえ顔もすさまじい何だか高い観音さん 鳩は五重や三重の塔の九輪へ止まりやす

粋と云はれて浮いた同士ヤレェェ色の世界に出家を遂げェェる ヤレヤレヤレヤレ細かにちょぼくれ愚僧が住家は京の辰巳 世を宇治山とや人は云ふなりちゃちゃくちゃ茶園の 咄す濃い茶の緑の橋姫夕べの口舌の袖の移香 花橘の小島が崎より一散走りに走って戻れば 内の嬶が恪気の角文字牛も涎を流るる川瀬の 内へ戻って我から焦がる蛍を集め手管の学問 唐も日本も里の恋路か山吹流しの水に照り添ふ 朝日のお山に誰でも彼でも二世の契りは平等院とや さりとは是はうるせぇこんだに帰命頂礼ど如らァァァい

衆生手立ての唄念仏 釈迦牟尼佛の床急ぎ抱いて涅槃のなが枕 睦言代わり御経文なんまいだなんまいだなんまいだ何故に届かぬ我が思いほんにさ忍ぶ恋には如来まで 来て見やしゃんせ阿弥陀笠黄金の肌でありがたいなんまいだなんまいだなんまいだ何故に届かぬ我が思いほんにえここに極まる楽しさよ

難波江の片葉の芦の結ぼれかかり ヨイヤサ コレワイナ解けてェほぐれてェェェ逢ふことォも待つに甲斐あるヤンレ夏の雨ヤットコセ ヨイヤナ アリャリャ これわいなぁ このなんでもせえ住吉の岸辺の茶屋に腰打ちかけて ヨイヤサ コレハイナ松でェ釣ろやれェェェ蛤ィを逢ふて嬉しきヤンレ夏の風ヤットコセ ヨイヤナ アリャリャ これわいなぁ このなんでもせえ

姉さんおん所かえ 島田金谷は川の間 旅籠はいつもお定まりお泊りならば泊らんせ お風呂もどんどん沸いている障子もこの頃張替えて 畳もこの頃かえてあるお寝間のお伽も負けにして草鞋の紐に仇どけの 結んだ縁の一夜妻あんまり憎うも あるまいかてもそうだろ そうだろ そうであろ住吉様の岸の姫松 めでたさよ(いさめの御祈祷 清めの御祈祷 天下泰平国土安穏 目出度さよ)来世は生を黒牡丹 己のが庵 へ帰り行く 我が里さしてぞ急ぎ行く

*********************

Комментарии

Информация по комментариям в разработке