【最高傑作】人間失格のあらすじを7分でざっくりと解説!

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この動画では、『人間失格』のあらすじを簡単に紹介します。

動画を見て、この本に興味をお持ちいただけたら、ぜひ読んでみてください。

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【本の情報】
題 名:人間失格
著 者:太宰治
出版社:新潮社(新潮文庫刊)
ISBN:978-4101006055

【動画の目次】
00:00 冒頭
00:24 ①道化を演じる
01:40 ②高校から上京
02:20 ③3人の女性
05:27 ④山中の病院へ
06:24おわりに

【動画のあとがき】

『人間失格』は、非常に共感力が高い本です。僕はこれまで、本書を読んで「この主人公は、自分だ」という感想を書いている人を、何人も見てきました。

僕自身は主人公の葉蔵と似ているのかというと、今まではあんまり似ていないと思ってきました。お酒やタバコに依存しないと生きていけない彼は、どうしてもフィクションにしか感じられなかったのです。

ただ、30も過ぎると、悲しいかな。だんだんと葉蔵の気持ちもわかってきてしまいます。

程度の差こそあれ、誰しもがどこかで感じているであろう「生きづらさ」。それをどうにか紛らわせるために、人は自分以外の「何か」に依存してしまうのかもしれません。

もちろん、違法なものに依存するのは言語道断です。ただ、家族や友人、恋人、大好きな趣味、甘いお菓子、推しのアイドル……こういった自分の周りの人やモノに少しだけ寄りかかりながら生きていくのが人間なのかもと、この本を読んで考えました。

そして、寄りかかっている対象に体重をかけ過ぎたとき、人生のバランスはだんだんと崩れていく。僕もコーラの飲み過ぎには気を付けようと思います。

【動画を作った人】
●コカツヨウヘイ
 元司書のフリーライター。人生で一番読んだ本は、夏目漱石の『草枕』です。

●Twitter:  / librarian__y  

【Thanks】
・イラスト:mari©️o 様
・BGM:「約束のない日曜日」稿屋 隆 様
    「Your natural」稿屋 隆 様
・効果音:「次のシーン」稿屋 隆 様
・画像素材:ICOON MONO 様
・声:VOICEPEAK 様
・編集ソフト:Filmora 様
・デザインソフト:Canva 様

▼台本
①道化を演じる

葉蔵は東北の裕福な家に生まれたのだが、小さな頃から1つの悩みがあった。
それは、「人間の営みというものがわからない」こと。
「人はどうなれば幸せなのか」「不幸とは何なのか」
これがわからない自分は、人間社会に溶け込めないと感じていた。
そこで彼は、「道化のフリをしていれば、何か人間らしくないことをしてしまっても、人を笑わせるためにやっていると思ってもらえるのでは?」と思いつく。
こうして葉蔵は、幼少期から道化を演じながら生きてきたんだ。
中学生の頃には、彼の演技は芸術の域に達していた。
ある日、体育で鉄棒の授業があったので、葉蔵はいつものように道化のフリをして、ワザと失敗することでみんなの笑いを誘う。
しかし、このとき竹一という同級生が後ろから近づいてきて、「ワザ。ワザ」と囁いた。
自分が道化であると見破られた葉蔵は、激しく動揺。
竹一がみんなに自分の正体をバラすのではないかと怯え、彼を手懐けようと急接近を計った。
その作戦は見事成功し、葉蔵は竹一と仲良くなる。
2人で遊んでいるときに竹一は、「お前は、きっと、女に惚れられるよ」「お前は、偉い絵描きになる」という予言めいたことを言ったのだった。

②高校から上京

竹一と交流するなかで絵画への興味を強めた葉蔵は、本当は美術学校へ行きたかったものの、結局、父親の言いつけに従って東京の高校へ進学することにした。
しかし、早々に高校の授業への関心を失ってしまい、実家には黙って画塾へ通いだす。
そこで出会ったのが、堀木という男だ。
堀木は東京生まれで遊び慣れており、葉蔵は彼から「酒・タバコ・女性」を教わった。
葉蔵は快楽に溺れてしまい、毎日街で遊んで過ごす。
また、堀木に共産主義の会合へ連れて行かれたことがきっかけで、その活動も手伝うようになった。

③3人の女性

当時葉蔵は父親の別荘に住んでいたので、生活費は一切かからず、実家からの仕送りはすべて遊びにつぎ込んでいた。
しかし、その別荘が売り払われることとなり、葉蔵は下宿へ移ることに。
これからは仕送りを工面して生活しなければならなかったのだが、彼は遊びをやめられず、お金に困って貧乏な暮らしをするようになった。
また、同時期に共産主義の仲間から色々と仕事を頼まれるようになり、断れない性格の彼はいいように使われてしまう。
こうして葉蔵は、心身ともに疲弊していく。
そんな状況で出会ったのが、ツネ子という女性だ。
彼女は銀座のカフェで働いていて、金がない葉蔵にもお酒を出してくれたりする優しい人だったが、実は夫が詐欺で捕まって刑務所に入っているという不幸な境遇にあった。
心に生きづらさを抱えた者同士、葉蔵とツネ子はしだいに惹かれ合っていく。
そして、2人の抱える「人生への疲労感」がピークに達した日の夜、葉蔵とツネ子は一緒に鎌倉の海へ飛び込んだ。
しかし、葉蔵は一人だけ助かってしまう。
この事件をきっかけに葉蔵は実家から勘当され、父の知人の家で世話になることになった。
彼はしばらく軟禁生活を強いられたが、やがて脱走。そのまま堀木の家を訪ねた。
そこへちょうど堀木のイラストを取りにきていた出版社勤務の女性、シヅ子と出会う。
シヅ子と仲良くなった葉蔵は、彼女とその5歳の娘と同棲をすることに。
さらに、彼女のはからいで雑誌に漫画を描かせてもらえることになり、これから幸せに生きていけるかに思われたが、金を手にした葉蔵はまた酒に溺れ始める。
結局、お金が足りなくなってシヅ子の服を勝手に質に出し、その金で酒を飲む始末。
だが、そんな葉蔵に対しても彼女は優しく接してくれた。
ある日、泥酔して家の前まで帰ってきた葉蔵は、部屋の中でシヅ子と娘が幸せそうに話す声を聞く。
「この2人の幸せを邪魔してはいけない」と感じた彼は、そのまま逃げ出し、今度は馴染みのバーに転がり込んだ。
居候生活を送っていた葉蔵は、バーの向かいにあるタバコ屋の娘 ヨシ子と顔馴染みになる。
彼女の持つ純粋な雰囲気に惹かれ始めた彼は、あるとき泥酔してマンホールの中に落ちてしまう。
ヨシ子に助けてもらって「飲み過ぎよ」と注意された葉蔵は、「明日からお酒はやめる。やめたら僕のお嫁さんになってくれるかい?」と冗談を言う。
この言葉に対してヨシ子はまさかの快諾。彼女は葉蔵の内縁の妻となる。
ヨシ子との結婚生活は、幸せそのものだった。
葉蔵は漫画の仕事に精を出し、空いた時間には二人で映画館や喫茶店へ行った。
しかしある日、葉蔵がちょっと部屋から離れている隙に、ヨシ子は別の男から乱暴を受ける。
彼女の純粋さが汚されたと感じた葉蔵はまたアルコールに溺れ、2人の関係は壊れてしまった。
ある晩、彼が酔っ払って家に帰ると、ヨシ子が用意したであろう大量の催眠薬を見つける。
それを見て彼女が抱えている苦しみの大きさを理解した葉蔵は、その催眠薬を一気に飲み、三日間意識を失った。

④病院に入る

なんとか一命は取りとめたものの、もう葉蔵の体はボロボロだった。
喀血をしたので薬屋へ相談に行ったところ、そこの奥さんに「お酒をやめないといけない」と忠告される。
そして、「どうしてもお酒が飲みたくなったときのお薬」として、モルヒネの注射液が処方された。
これがきっかけで、葉蔵はモルヒネに依存するようになる。
モルヒネ中毒になった彼は、かつて世話になった父の知人に森の中にある病院へと連れて行かれた。
そこで葉蔵は自分が「正気ではない人」として扱われていることに気づき、「人間失格になった」と悟る。
しばらく病院で過ごしていると、兄が訪ねてきて、父親が亡くなったことを知らされた。
さらに兄は、故郷からほど近い田舎で療養生活を送れるよう手配もしてくれた。
それから3年の月日が経ち、葉蔵の年齢は27歳に。ただ、白髪が多いせいか、周りの人からは40歳以上に見られるそうだ。

#読書 #文学 #文豪

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