東京EVクルージング 第7回 甲州街道 前編 BMW i3「欲しい人は、いま買っておかないと」

東京生まれ、東京育ちのライター金子浩久と金子直樹のふたりが最新EV（電気自動車）を運転して東京の道を端から端まで走ります。

東京の歴史と地理、流行、街の移り変わりなどに博覧強記の直樹と自動車ジャーナリストの浩久。

ふたりの個人史に江戸からの歴史を重ね合わせながら、東京ストリートの“いま”を伝えます。

第7回は甲州街道。
第5回までは、環状七号、明治通り（環状5号）、外苑西通り、内濠＆外濠通り（環状1号＆2号）など東京の環状線を走ってきましたが、第6回からは放射状の道を行っています。今回は甲州街道をBMW i3で往復します。

https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/b...

国道20号としても知られる甲州街道は、現代でも主要道路のひとつです。五街道の一本としていくつもの国道や都道などと重複しながら日本橋から下っていきますが、皇居の半蔵門から新宿までは新宿通りとも呼ばれています。新宿を過ぎると、首都高速4号線の下を下高井戸前で進み、さらに西進して都下から多摩川を渡り、山梨（甲州）へ。新宿を過ぎたばかりの笹塚では早くもかつての玉川上水の遺構も現れ、甲州街道がいくつもの水脈と縁が深いことを示唆しています。甲州街道を進むにつれ、他の水脈も現れてきます。

BMW i3は2013年で発表され、EV（電気自動車）としては古株となりました。しかし、その理想主義的な設計思想には改めて感心させられるところが大きかったです。BMWからは後継車がアナウンスされず、「iX」や「i4」というニューモデルがホームページにアップされています。はたして、i3は最期を迎えてしまうのでしょうか？