996型 ポルシェ911 カレラクーペ ワイドボディ｜クァンタムサス・ブレンボブレーキ・吸排気系他

アメ車ワールドの番外編です。
今回はポルシェ911カレラ。水冷になって最初の996型です。
前回アップした広島のナッツモーターカンパニーのC7のデモカーがワイドボディキットを装着していたこと。
また、ナッツモーターカンパニーが9レコード（アジト）が扱っているチューニングパーツの販売協力店であることなど、実は前回と微妙に繋がっています。
が、まぁその辺は後付けの理由。ポルシェですからね。ぶっちゃけアメ車とはあんまり関係ないですね（笑）

車両の詳細は下記の通り。
・車名：1998年型ポルシェ911カレラクーペ
・車両本体価格：338万円（税込）
・走行距離：約6万3706km
・車検：残あり
・排気量：3387cc
・ミッション：6MT
・駆動方式：2WD（RR）
・ボデイカラー：ブラック（Newペイント）
・内装：ブラック＆レッド
・左ハンドル/正規輸入車/ETC/HDDナビ

主なカスタムポイントは以下の通り。
・クゥアンタムサスペンション
・ブレンボブレーキキット（前後）
・ワーク18インチオーダーホイール（マイスター）
・ワイドボディキット
・リアウイング
・牽引フック
・Mスポーツカーボンダクトインテークキット
・オールステンレスマフラー
・レカロシート
・4点式シートベルト
・ナルディステアリングホイール
・リア4点式ロールゲージ

前オーナーの好みで色々とカスタムされています。
ド派手な外観ですが、実は最も手間がかかっているのは足回りで、サーキット走行を前提に9レコードがセッティングしています。
ワイドボディや大きなリアウイングは好みが分かれそうですが、中身はしっかりした走り系のチューンドカー。
オールペン（全塗装）して間がないボディは非常に綺麗で、「古い」という感じを全く受けないのも良いですね。

肝心の走りについては「へー、なるほど」という感じ。
最近のハイパフォーマンスモデルを乗り慣れた人間からすると、正直、NA3.4リッターで300馬力ちょっと程度のパワーに感動はありません。
でも、アクセルのオンオフに機敏に反応するピックアップの良さは気持ち良いし、いかにも運動神経の良さそうな足回りのセッティングはさすが9レコードという感じ。
あと何より感心したのがボディのしっかり感です。
リアにロールゲージを組んでいるということもあると思いますが、ボディがとにかくしっかりしていて独特の安心感があります。
この辺は「さすがポルシェ」という感じ？　同年式のコルベットやカマロにはなかったセールスポイントだと思います。

普段アメ車しかやっていないので、この車両をポルシェの他の個体と相対評価することはできないのですが、カスタム＆チューニングにかけられた費用を考えれば、338万円という販売価格は決して高くないと思います。
買ってすぐにサーキットに走りに行ける仕様で、街乗りもOK。
例えるなら吸排気系＋足回りにライトチューンを施したストリート仕様のC5コルベットZ51みたいな感じですかね。
ま、C5のZ51なら、どんなに高くても250万円には収まるので、338万円という価格は少し割高な感じもしないではないけど、新車時の価格が全く違いますからね。
「ちょっと911に乗ってみたい」とか「RRのポルシェでスポーツ走行したい」という人にはかなり良い選択だと思います。

◾️取材協力
・Ajito（アジト株式会社）
住所：埼玉県加須市愛宕2-4-36
TEL：0480-48-7157
http://www.ajito-r.com

・9レコード
http://www.9records.net

◾️撮影＆編集：田中享

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