全通した紀勢線(昭和34(1959)年ニュース映画)※DF50型映像あり

Описание к видео 全通した紀勢線(昭和34(1959)年ニュース映画)※DF50型映像あり

JR東海を除くJR5社すべてが赤字線区を公表し、ローカル線の存廃に関する議論が全国で始まろうとしている今だからこそ、見てほしい映画があります。部分開通していた紀勢本線の全線がつながった当時のニュース映画です。

鉄道が開通するまで、地元の子どもたちが通学にどれだけ苦労していたか、全線開通で地元の人々がどれだけ喜んでいるかが伝わってくる貴重な記録です。

今回、JR西日本が公表した赤字線区、17路線30区間の中には、紀勢本線の一部区間も含まれています。先人たちが、これほどまでの努力を払って開通させた路線を、コロナ禍によるほんの一時の赤字のため、簡単に切り捨てていいのでしょうか。当チャンネルはそうは思いません。

赤字区間を切り捨て、つながっている路線を切り刻むことは、地元の人たちが再びこのような状況に戻ることを意味します。それは、鉄道会社の決算だけでは計れない、巨大な国家的損失だと思うのです。

<注>
古い時代の映像のため、ナレーションに一部、現在では不適切と思われる表現が含まれています。

<以下、マニア的解説>
本映像には、1957年~1983年まで使用された電気式ディーゼル機関車、DF50が牽引する旧型客車列車の貴重な映像が登場します。DF50型は、無煙化(SL廃止)を求める利用者・沿線住民と、国産技術開発が思うに任せず苦闘の連続だった現場の狭間で、緊急避難的な無煙化の要望を満たすため、ドイツの技術(ズルツァ社製、マン社製エンジン)を導入しましたが、発電用ディーゼルエンジンと走行用直流電動機の両方を搭載したヨーロッパ大陸仕様の重い車体は、重量出力比(重量当たり出力)が低く、軟弱地盤が多い島国・日本では十分な性能を発揮できませんでした。後に、車体重量がより軽く出力の大きいDD51型が登場すると、主役をDD51に譲り、淘汰されていきました。

日本では、これ以降、電気式ディーゼル機関車はJR貨物DF200型まで長い間、登場しませんでした。軟弱地盤の多い日本で、発電用エンジンと走行用モーターの両方を搭載しなければならない電気式ディーゼル機関車が成功した要因として、重量の軽い交流モーターの登場が挙げられます。

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