四季・遊牧 -ツェルゲルの人々- ダイジェスト版(前編)

Описание к видео 四季・遊牧 -ツェルゲルの人々- ダイジェスト版(前編)

長編ドキュメンタリー『四季・遊牧―ツェルゲルの人々―』(三部作全6巻、7時間40分)のダイジェスト版(前編・1時間40分)。モンゴル山岳・砂漠の村の大自然と1年間の暮らし、地域再生の模索を描く。この作品は、コロナ後の世界を根源的に問いかけてくる。

甦る大地の記憶 心ひたす未来への予感

ドキュメンタリー映像作品
ダイジェスト版『四季・遊牧―ツェルゲルの人々―』
(前編・後編 各1時間40分)

監督・撮影:小貫雅男
編集:伊藤恵子
企画・制作:里山研究庵Nomad
https://www.satoken-nomad.com/

『四季・遊牧』を推す 映画監督 山田 洋次
モンゴルを深く知る人によって、はじめてとらえることのできる迫力が画面に溢れ、一年間をともに過ごした何組もの遊牧の家族たちへの熱い愛情と、その人たちの暮らしのあり方への敬意が胸を打つ。

CHAPTER INDEX
【前 編】(1時間40分)
~秋・冬・早春~
1.プロローグ ―山岳・砂漠の村へ―
2.ツェンゲル家、冬仕度
3.厳冬、食肉の準備
4.妻トゴス、たきぎとり、雪の中
5.深い雪、ツェンゲルさんが語る ―ツェルゲルの昔と今―
6.遊牧民協同組合ホルショーの結成 ―思いあらたに―
7.春を待つ ―仔ヒツジの誕生―
8.大晦日、おせち料理の準備
9.旧正月元旦 ―希望を明日に託して―
10.首都ウランバートルへ

【後 編】(1時間40分)
~春・夏・晩秋~
1.春の訪れ ―春の砂嵐・子供たち―
2.夏来る
3.次女ハンド、昼下がりのヤギの搾乳
4.乳製品づくり、ヨーグルトを飲む
5.祭りの準備、そしてヒツジの料理
6.胸おどる分校開校記念ナーダム祭
7.分校、はじめての授業
8.アディアスレン家、最後の訪問
9.晩秋の狩り、キャンプの火を囲んで
10.別れ
11.回想
12.エンディング ―琵琶湖・湖北の夕景―
☆後編の映像はこちらへ
   • 四季・遊牧 -ツェルゲルの人々- ダイジェスト版(後編)  

 このたびYouTubeで無料公開中のこの映像作品は、長編ドキュメンタリー『四季・遊牧―ツェルゲルの人々―』(三部作全6巻、7時間40分)のダイジェスト版<前編・後編>です。
 『四季・遊牧』は、1992年秋から1年間、モンゴル・ゴビ・アルタイ山中のツェルゲル村に住込み撮影、制作されたものです。
 四季折々の自然とそこに生きる遊牧民の生活を、映像と音楽と語りの絶妙なハーモニーによって、独自の世界に謳いあげています。
 スクリーンに映し出される、日本社会とは対照的な、モンゴルの山岳・砂漠のつつましい暮らし。大地にとけ込むように生きる子供たちの表情。ヤギの乳を搾る少女の目の輝き。なぜかその一つ一つが雄々しく映ります。
 1989年、ベルリンの壁の崩壊を機に、この「辺境」にも押し寄せてくるグローバリゼーションの波。ツェルゲルの人々はこれに抗して、地域自立の道を模索しはじめるのです。
 このダイジェスト版は、子供からお年寄りまで、幅広い世代のみなさんに、より身近な形でご覧いただけるよう、原作の核心を損なうことなく、新たな作品世界にまとめられています。

主題歌:“夢のゴビ”(歌 B.サラントヤー)
題字:宇野政之

スタッフ紹介
監督・撮影:小貫雅男
編集:伊藤恵子

技術統括:久島恒知
録音技術:三井晶英
DTM演奏:日下幸子
美術:アニメックス
語り:小貫雅男 伊藤恵子
監修:冨沢 満 久島恒知

協力:
(株)プロダクション 大日/モンゴル国立大学/滋賀県立大学/兵庫県但東町/弓削牧場/T.ムンフツェツェク/Ts.ボルマー/B.ツェベクスレン/今岡良子/村井宗行/芝山 豊/今津宏巨/中村一郎/矢守永生/高澤悠介/野村孝夫/伊藤文隆

DVDダイジェスト版制作協力:(株)ライフ・オン(日下 智)
YouTube公開に際しての協力:(株)ライフ・オン(日下 智) 今岡良子

企画・制作:里山研究庵Nomad

◆制作者からのメッセージ◆
かけがえのないこの作品世界を
気候変動とパンデミックの脅威に晒され
21世紀を生きるすべての人々へ ――

 新型コロナウイルスは、地球規模に拡散。2020パンデミックの脅威は、世界を一気に震撼させた。そして、何よりも私たちの生活のあり方そのものを根底から揺るがすものである。
 人々はこの惨禍に喘ぎながらも、時が経つにつれて、街の賑わいが日常に戻り、何もなかったかのように、素知らぬ顔でまた同じ道を歩きはじめる。

 ドキュメンタリー映像作品『四季・遊牧―ツェルゲルの人々―』は、このどうしようもない人間の業(ごう)とも言うべき性(さが)に対して、警鐘にも似た喚起を促すにちがいない。
 いつしかこの作品世界にどっぷり浸り、私たち自身の生き方が、そしてこれまでの私たち社会のあり方そのものが、果たしてこのままでいいのかどうかを根源的に問いかけられていることに気づかされるであろう。

 最近、にわかに「出口戦略」などと叫ばれるようになった。しかし、それが一体どこへつながる出口なのかも、まったく定かではないのだ。結局、もと来た道に舞い戻るとでも言うのであろうか。経済繁栄を誇ってきた「先進国」の私たち一人ひとりに、『四季・遊牧』の大地は、優しく、だが率直に問いかけてくる。

 パンデミックの脅威のなか、小・中・高のみならず大学においても、公教育は未曾有の窮地に立たされている。
 急場しのぎの「オンライン授業」なるものが模索されている今、YouTube配信のこの映像が、多少なりともその一助となればと思うとともに、願わくばこの素朴な作品世界が、そもそも人間とは、家族とは、地域とは、教育とは一体何だったのか、そしてコロナ後の新しい時代の教育は、果たしてどうあるべきなのかを根源的に考える機会になればと切望している。

2020年5月24日
里山研究庵Nomad
小貫雅男・伊藤恵子

☆ご覧になったら、ぜひ周囲の方にもこの映像作品をご紹介ください。

※これからの私たちの社会のあり方はどうあるべきなのか。21世紀未来社会構想の試論としての「菜園家族」構想に関する最近の拙著『気候変動とパンデミックの時代 生命系の未来社会論』(小貫・伊藤、御茶の水書房、2021年)を、里山研究庵Nomadホームページに紹介しています。ご関心のある方は、こちらをご参照ください。
https://www.satoken-nomad.com/archive...

※2021年秋、里山研究庵Nomadは、新プロジェクト“菜園家族じねんネットワーク日本列島”をスタート、10月4日にFacebookページを一般公開しました。
  / saienkazoku.jinen.network  

※長編ドキュメンタリー『四季・遊牧―ツェルゲルの人々―』(三部作全6巻、7時間40分)の詳しい作品紹介、解説、あなたが主催のミニ鑑賞会&学習会のおすすめなどは、こちらをご覧ください。
https://www.satoken-nomad.com/movie

☆ダイジェスト版『四季・遊牧―ツェルゲルの人々―』
(後編・1時間40分)はこちらへ
   • 四季・遊牧 -ツェルゲルの人々- ダイジェスト版(後編)  

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