皮ごと食べられる高級バナナ「ホタルバナナ」 本業は建設業「湧水を使った新たな特産品」めざす 長崎

Описание к видео 皮ごと食べられる高級バナナ「ホタルバナナ」 本業は建設業「湧水を使った新たな特産品」めざす 長崎

日本人が大好きなバナナの話題です。
総務省の「家計調査」によりますと、バナナは日本で最も多く購入されている果物ですが、そのほとんどが輸入物で、国産は0.1%以下となっています。そんな中、希少な『国産バナナ』を栽培して地域の特産品に育てようと長崎県南島原市に新たなブランドバナナが誕生しました。
その名も「ホタルバナナ」皮ごと美味しく食べられます!今年、初めて収穫された南島原市生まれの「ホタルバナナ」は、輸入物とは品種が異なり、やわらかくて、口当たり滑らか。甘みが強く、芳醇な香りです。hotaru代表取締役 溝田敏行さん(35):
「普通のバナナは、ホクホク…。ホタルバナナは、ねっとりとして濃厚な(食感です)」そしてなんと…皮ごと食べられます!溝田敏行さん:
「無農薬栽培で育ててますんで、安心して(皮まで)食べられるというのが特徴です」

農業経験はほとんどない建設業「将来のため進出」

ホタルバナナは、長崎県南島原市北有馬町で作られています。
5メートル近い高さのハウスで、現在220株を栽培しています。中で育てているのは、正確には バナナの「木」ではありません。葉が重なりあった「草」のようなもので、そこから伸びる房にたくさんのバナナがついています。カメラマン:「一房って言うんですか?」
溝田敏行さん:「一房。はい」カメラマン:「(1房に付いているバナナの数は)何本ぐらいなるんですか?」
溝田敏行さん:「100本前後ぐらいですね」溝田敏行さん(35)が ホタルバナナの栽培を始めたのは2022年6月です。本業は、祖父の代から続く建設業。農業経験はないに等しかったそうです。溝田敏行さん:
「建設業でも 忙しいぐらい仕事は今のところはあるんですけど、やっぱりちょっと建設業に対する今後の不安もあって、農業分野に進出したいというのはありましたね」

家族の「ポジティブ思考」が挑戦を後押し

農業がさかんな南島原で何を作るか──
そんな時に知ったのが『バナナは日本で一番食べられている果物にも関わらず、ほとんどが輸入物』という事実でした。溝田敏行さん:「どうにかして、この南島原市でバナナを作りたいって」建設業のかたわら、父・敏彦さんと、妹・明日香さん、明日香さんの夫でネパール人のビノドさんと家族一丸となりバナナ栽培を始めました。父・溝田敏彦さん:
「わりと賛成やったね。頑張ってやろう!って」妹・明日香さんの 夫・ビノドさん(29):
「楽しいです」妹・溝田明日香さん(31):
「みんなでしたら何とかなるか、みたいな」“ポジティブ思考”の溝田家です。

こだわりは “おいしい水”を与えること

溝田さんは南島原市の補助金を受け、岡山から「凍結解凍覚醒法」という処理が施されたバナナの苗を購入。種子などを、マイナス60度までゆっくり冷却し、ゆっくり解凍すると、寒さに強くなるほか、生育が早まり、収穫量を増やすことができるそうです。2022年6月に植えた時70センチほどだった苗はぐんぐんと生長し、8月には溝田さんの背の高さほどまでになりました。溝田敏行さん:
「どんどんジャングルみたいになってくるんで、すごいなーって。一番最初は驚きでした」ある日突然、葉とは違う何かが出てきて次第に垂れてきます。「苞(ほう)」と呼ばれるもので、これが一枚ずつめくれ、内側に白っぽい花を先端につけた小さいバナナが姿を現します。
これが全てめくれるとバナナの房になるのです。実が十分大きくなるまで4か月ほど待ち、バナナの角ばりが取れてきたころが収穫のタイミングです。収穫したバナナは、温度や湿度など一定の条件下で数日間 “追熟”させると黄色くなります。1本ずつ包装し、箱詰めして出荷。価格は、1本750円~1,000円です。溝田敏行さん:
「ベストな状態が、茶色の斑点が出てきた時に食べて頂くと、皮が薄くて、ねっとりとした具合で召し上がれると思います」ホタルバナナを作る上で最もこだわっているのが “水”です。初夏には蛍も舞う「有馬湧水ホタルの里」で汲んだ湧水だけを水やりに使っています。雲仙岳の浸透水が自然に湧き出していた場所を水汲み場として整備工事したのが敏行さんの祖父でした。敏行さん:「それもあったんで、農業するんだったら絶対この水(を利用しよう)」「ホタルバナナ」の名前は「有馬湧水ホタルの里」に因んでいます。
夏場は毎日、水汲みに行き、ハウスそばのタンクに移し変えて水やり。かなりの重労働です。敏行さん:「バナナもですね、やっぱり人間同様おいしい水を与える──そこはこだわっていきたい」

「ねっとり感がすごい」和菓子店のスムージーにも採用

こだわりと愛情を持った栽培で、ホタルバナナはさっそく注目されています。2023年7月末、初収穫するやいなや、地元の和洋菓子店の夏場の人気商品・南島原のフルーツを使ったスムージーに採用されました。ホタルバナナの濃厚な甘みを活かすため、牛乳の量は控えめに。飲み物というよりまるでアイスクリームです。1杯に、ホタルバナナおよそ2本分が入っています。
※今年の販売は終了しています松本製菓舗 三代目 松本康暉さん(30):
「ほんとに ねっとり感がすごくて、普通のフルーツと一緒のように作ってたら、濃厚すぎて吸えなくて…。かといってシャバシャバは作りたくなかったから、ペーストをいかに飲みやすいような感じにするかを研究して」溝田敏行さん:
「濃厚だけどスッキリとした味わいになってます。とってもおいしいです」

「皮はシャリシャリ 中はとろり」ハロウィーンイベントで好評

11月5日、南島原市を出てハロウィーンのイベントにも出店しました。溝田さん一家の仮装はもちろんバナナです。
3本で1,000円の特別価格で、皮つきバナナの試食も用意しました。ホタルバナナを試食した女性:
「えー、皮ごと!?初めて食べた。おいしい」ホタルバナナを試食した女性:
「外(皮)はシャリシャリして中はとろとろ。(皮は)味がえぐみも何もないから食べやすい」ホタルバナナを試食した女性:「衝撃でした!繊維の感じとかが全然なくってめちゃくちゃおいしかったです」敏行さん:「より多くの人にですね、(ホタルバナナを)食べてもらって、おいしいと言ってもらえるようなバナナを今後ともずっと作っていきたい」格別な味わいのホタルバナナ。南島原の特産品めざし、愛情たっぷりに育てられていますホタルバナナはホームページのオンラインショップから購入することができます。
電話(0957-84-2798)での注文も可能だということです。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/nb...

Комментарии

Информация по комментариям в разработке