日経平均一時3万8,000円割れ　市場関係者「石破ショック」

日経平均株価は30日、大きく下落しています。現在下げ幅は一時1,800円を超え、3万8,000円を下回っています。東京証券取引所から中継です。
長江優子：
東京株式市場は大荒れの展開です。日経平均株価の下げ幅、現在1,900円近くまで迫っていまして、これは取引時間中として歴代7位の下げ幅を記録しています。30日の日経平均株価は700円を超える下げ幅で取引が始まり、下げ幅が拡大しました。東証プライムに上場する銘柄の9割が下落する全面安です。この歴史的な暴落の要因となっているのは、新たに自民党総裁に就任した石破氏への警戒感です。石破氏はこれまで金融所得課税や法人税の引き上げに前向きな姿勢を見せていました。先週、テレビ東京のWBSに出演した際、金融所得課税の強化については「『貯蓄から投資』は推進しなければならない」と述べるにとどまっていて、株式市場は警戒を続けています。30日の歴史的な暴落に市場では「石破ショック」というワードが飛び交っています。市場関係者は「当面は石破氏が示す経済政策に注目だ」と話していて、経済政策の内容に株式市場が一喜一憂する展開となりそうです。

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