「街行く路面電車」長崎電気軌道 桜咲く軌道を行く

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ごおぉっという低いモーター音とともに来たのはベージュとえんじ色に塗り分けた路面電車だった。
 長崎市電気軌道は市街を縫うように走る。出会ったのは「桜町」から「市民会館」の間あたり。T字路で分岐した軌道の先で、11本の満開の桜が小さな車体を出迎えるように枝を広げていた。
 訪れたのは3月下旬ごろ。約25年前に植樹された桜並木は路面電車の路線に重なる。乗務歴2年の運転士、松永成人さん(25)によると、今年は新型コロナ対策で窓を開けて走ったため、「春の香りが車内に流れ込んだ」という。
 長崎は周囲を山に囲まれ、観光スポットや商業施設が狭い市街中心部に集まっている。そこを路面電車が新旧の多様なデザインの広告をまとい、縫うように走る。市民や観光客には、ちょうどいい〝足〟なのだという。長年運転士を務める永山茂雄さん(61)は「(地形の)おかげで路線網を大きく変えず維持できています」と話した。
 この町にも近く大きな変化があるという。来年秋、長崎新幹線が開通するのだ。昨年春、新幹線の巨大な高架が小さな路面電車の軌道の上にかかった。
 交差する新しく大きな新幹線と緩やかに走る路面電車。そんな光景が見られるのも遠くない。常に新旧が混わり続けた長崎らしい景色かもしれない。

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