藤原喜明の茶目っ気タップリな【アントニオ猪木エピソード】酔った勢いで「アントン」呼びしてみた！　新日本プロレス創立50周年企画『アントニオ猪木をさがして』完成披露試写会

プロレスラーの藤波辰爾、藤原喜明が20日、都内で行われた昨年10月1日に79歳で惜しまれつつこの世を去った“燃える闘魂”アントニオ猪木さんのドキュメンタリー映画『アントニオ猪木をさがして』（10月6日公開）の完成披露試写会に参加した。

　猪木さんの愛弟子である2人。映画が完成し、藤波は「『アントニオ猪木をさがして』と素晴らしいタイトルがついたな、と。未だに探し求めてますからね。プロレス人生の道しるべの人です」としみじみ。一方の藤原は「なんだっけ？『アントニオ猪木をさがしもとめて』だっけ？」とうそぶきながら「もうすぐ探し求めて、どっちかに行く。そこにいなかったら、どうしようかな、と。上か、下か、ね」と冗談交じりに語り、笑わせていた。

　2人の夢の中には何度か猪木さんが登場したそう。藤波は「家の中でドアにぶつかったり、つまずいたりして、痛い思いをすると猪木さんを思い出す」と明かすと、藤原も「よく殴られたからね」と応じて豪快に笑い合う。藤原は「（プッシュアップバーで殴られる時に）あれは避けちゃダメなんですよ。避けると滑るから（皮膚が）ぱかっと切れるんです」と説明。苦い顔をした藤波を見ると、藤原は「よく試合前に切らせてたね」と笑う。「今だったら、とんでもない」としながらも、2人は「恨んだことはない」と声をそろえ、在りし日の師匠を思い返していた。

　付き合いも長かった。藤波は「猪木さんの怖さを言いますけど、怖い中にもちょっと優しいんです。さみしがり屋。人が大勢だと機嫌がいい」と懐かしむ。藤原がお酒の勢いに任せて「アントン」と呼んだエピソードなども明かされていた。

　本作は猪木さんの発した【言葉】の数々を切り口に、（1）ドキュメンタリー、（2）短編映画、（3）貴重なアーカイブ映像やスチールの3つの要素で構成される。ドキュメンタリーの出演レスラーは新日本プロレスの棚橋弘至、オカダ・カズチカ、海野翔太、そして猪木さんの愛弟子である藤波辰爾と藤原喜明。短編映画にも新日本プロレスの田口隆祐と後藤洋央紀が出演する。

　イベントには、神田伯山、和田圭介監督、三原光尋監督も参加した。

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