阿部一二三、妹・阿部詩からの金メダルリレーは「ドキドキした」世界柔道を振り返る　『adidas MOVE FOR THE PLANET キックオフチャレンジ』

東京五輪の柔道金メダリスト・阿部一二三（25）と阿部詩（22）が6月1日、都内で行われた『adidas MOVE FOR THE PLANET キックオフチャレンジ』に出席した。

　4月に行われた『世界柔道』で2年連続の兄妹での金メダル受賞をかなえたふたり。一二三選手は「ドキドキしました、妹がいつも先に決めるので、良かったです」とほっとした表情で回顧。詩選手は「私自身、4度目の優勝ということでプレッシャーはありましたけど、良かったです。（一二三選手の試合を見ているときは）すごい緊張してるんですけど、自分の試合が終わってるんでホッとしながら見ています」と無邪気な表情を見せた。

　イベントでは、兄妹でフリースロー対決に挑戦。一二三選手は「イベントでやったときは、僕が全部入らず、妹が全部入れたんです」と自信なさげだったが、サドンデスにもつれこむ熱戦に。詩選手が勝利し、「最高です！」と大喜び。一二三選手は「妹に勝たせてあげないといけないんで」と弁明しつつ、「五郎丸さんのポーズして、（ゴールに）入ったので、それで満足です」と答えた

　アディダス ジャパンは、きょう1日から12日の期間中、世界規模のサステナビリティムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」を開催する。「アディダス ランニングアプリ」で事前登録した人が、全34種類のアクティビティのいずれかを10分間行うたびに、アディダスが「COMMON GOAL」に1ユーロを寄付。寄付金は、スポーツを通じた環境保護の意識啓発や活動を促すプロジェクトに使われる。

　詩選手は「ふだん球技をしないので、楽しめて、10分間の運動で変えられることができると思うと、トレーニングのやりがいにもなる」とコメント。一二三選手は「自分の運動が1ユーロに代わるので魅力的だなと思います」と語った。

　イベントには、五郎丸歩氏、横浜F・マリノス（サッカー）所属の永戸勝也選手、吉尾海夏選手、マスコットのマリノスケ、アルバルク東京（バスケットボール）所属の安藤周人選手、ザック・バランスキー選手、マスコットのルークも出席した。