【貧困を救え・特集】50円おにぎり食堂 訳あり店主の思い(2022年10月12日)

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中村区役所(愛知県名古屋市)の一角にある食堂。店内を覗くと、注文待ちの人でいっぱい。

(客)「しぐれとピリ辛こんぶとから揚げひとつ」
(記者)「一人で食べるんですか?」
(客)「家族とみんなで食べます。まだ小さい娘がここのそぼろご飯をめちゃめちゃおいしそうに食べるので」

どうしてこんなに人気なのか。人気の秘密は...

おにぎり、総菜など、なんでも1品50円!?おにぎりも、煮物におでんも50円です! 食堂の名前は「50円おにぎり食堂」。店の名前の通り、店内にある品物は1品50円で売っています。さらに、すべてが手作りです。

■「50円おにぎり食堂」をはじめたきっかけは、貧困状態の家庭がある事実

お店を経営しているのは佐藤秀一さん。なぜ、1品50円で売っているのか。そこには、佐藤さんのある思いがありました。

(佐藤さん)「障害者の子どもたちの児童デイサービスでアルバイトをしていて、
それをしている時に子どもの貧困のニュース(を知った)」

内閣府によりますと、去年12月時点で、子どもがいる家庭の8軒に1軒が世帯年収約160万円以下の貧困状態にあるといいます。豊かな日本でも貧困状態にある子どもがいるという事実に驚かされた佐藤さん。自分になにかできることはないかと考えました。

(佐藤さん)「子どものお小遣いでも買える50円のおにぎりはどうだろうみたいな
話になって、おもしろいなと思ったんです。食で貧困を」

子どもたちにはたまご焼きが特に人気です。

(佐藤さん)「割と小さいお子さんが結構好きみたいで、たまご焼が並んでいると
お子さんが『今日たまごあるー! 』って大きな声で言って」

■佐藤さん自身もホームレスを経験。5年の路上生活を経て社会復帰

なぜ、子どもたちの貧困問題に関心を寄せたのか。実は、佐藤さん自身も貧困状態に陥った過去を経験していました。

大学を卒業後、食品関係の仕事に就きますが、1日2~3時間の睡眠しか取れない激務がつづき、28歳で退社。そのまま実家に引きこもってしまいました。

(佐藤さん)「ほぼ10年間引きこもってて、そんなことしてたから家を追い出されてそこから路上生活」

ホームレスも経験。路上生活は5年にも及びましたが、いつかは社会復帰をしたいと考えていた佐藤さんはホームレスを支援する雑誌の路上販売で少しずつお金を貯め、
路上生活から抜け出しました。

さらに周りの助けもありお店を出店。それから6年。幅広い年齢の人たちが立ち寄るお店となりました。50円という安さだけではなく、今では佐藤さんの人柄に惹かれて
客が集まります。

(客)「結構気さくに話してくれるし、娘と一緒に来た時にはジュースを出してくれたりとか」
(客)「何かホッとするというか。すごい外に出るのも難しいなという時期なのに、
ハートフルな接客をしてくださるので子どもにとっても私にとってもうれしい」

開店後6年がたち幅広い年齢の人たちが立ち寄るお店になりました。今では佐藤さんの人柄に惹かれて 客が集まります。

■11月末で退去が決まり、店の今後は白紙状態。

しかし、50円おにぎり食堂に転機が訪れようとしています。間借りしていた中村区役所が来年1月に移転。11月いっぱいで店も出ていかなければならないのです。

(佐藤さん)「ん~、まあ6年やったので、とりあえず役割は果たせたのかなとは思いますけど」

閉店を知った客は。

(客)「残念ですね。こんな50円で売っているおにぎりは愛知県内で探してもそんなにない」

場所を移すなど営業を続ける道も模索しましたが今は白紙の状態。閉店まで残り1か月半。最後まで客の笑顔のために営業を続けます。

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