高校生記者が見た“8月6日”|HOME広島ニュース

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『今日までの平和へのあこがれも はかなく葬りされるのではないかと 不安と恐怖におののかされる今日である』

これは、1957年に発行されたある校内新聞の一節。書いたのは“高校生記者”です。

原爆投下の4年後、1949年に創部された崇徳高校・新聞部。
これまで発行された紙面には、生徒たちの「平和への思い」が記されていました。

『広島の教訓を基に 次の世代に背負って立つべき我々は 核の保有禁止を叫ばなければならない』

その思いは昭和から平成、そして令和へと受け継がれています。


2月、保存と解体で揺れる旧陸軍被服支廠に新聞部の姿がありました。
本職の記者も大勢いる中での取材です。

○先輩部員
「崇徳高校・新聞部です。若い世代も被服支廠について考えていくべきだと思うんですけど、どういうアプローチを若者はしていったらいいと思いますか?」

3年生が若者ならではの視点で質問をぶつけます。
そんな先輩の隣でメモを取る1人の部員。
2年生の川上真生君。

○川上真生君
「学校内の行事とか、そういう感じだと思っていたけど、部活動をガチでやっていることに、最初は驚いたり戸惑った」

新聞部には平和問題担当の記者が6人います。
川上君もその一人。自ら希望しました。

○川上真生君
「高校生が平和を発信することで、高校生らしい若い視点で物事を伝えることができれば、人を動かせるかもしれない」

新型コロナの影響で思うように取材ができなくなったため、オンラインでの取材も積極的に行うようになりました。

しかし、部を支えてきた3年生の引退が目の前に迫っていました―。



3年生の引退式。新たな部長は、先輩からの指名で決まります。崇徳新聞部の伝統です。

○先輩部員
「それでは次期部長を発表したいと思います。川上君です。」

川上君は、部長 兼 平和問題担当という重責を担うことになりました。

○川上真生君
「コロナウイルスがあるなかで、新聞部も新しい形を模索していかないといけない。今までの新聞部の伝統とともに、新しい伝統を作れたらいいなと思います」

川上君が部長になって最初の大仕事は原爆の日の取材です。

8月6日。祈りを捧げようと平和公園を訪れた人に話を聞きます。

○川上真生君
「崇徳高校・新聞部です。少しお話をお伺いさせていただいてもいいですか?平和公園訪れてみて、いかがですか?」
「なにか平和への思いとかありますか?」
「広島に初めて来て、いかがでしたか?」
「慰霊碑の前で祈られると思うんですが、どんな思いで祈りたいですか?」

たくさんの人に話を聞いていきます。

○顧問の先生
「『もっとやれます、これをやりたいです』とか、積極的に外国の方に話を聞きたいとかも言ってくれていたので、このあとが楽しみだなと」

メモにはきょう取材した内容がびっしりと書き込まれていました。

○川上君「多くの人が戦争がない世界や悲劇が二度と起こらないようにと思ってきている人が多いなと感じました。
コロナで例年とは違う8月6日だったけど、お話を伺ってみて、一人一人が考えている思いは今までと変わらない大切なものだった。
平和への向き合い方をしっかり伝えていくことで崇徳生の関心も深まると思うので、しっかりすべて今日あったことを伝えていきたい」

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2020年8月7日放送
※掲載された情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

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