キアヌ・リーブス、全身で「マトリックス」愛を伝える キャリー=アン・モスも登場 『マトリックス レザレクションズ』イベント映像

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世界が待ち望む新章『マトリックス レザレクションズ』の公開が迫る12月7日(火)、イベント【マトリックスデイ】が実施された。イベントには、米ロサンゼルスから主演のキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスがリモート出演した。

 日本の会場には、日本版インスパイアソングを手掛けたMY FIRST STORYから代表してボーカルのHiroが登場。さらに、本作の日本語吹替版の新キャストである柴咲コウが、イベント内でサプライズ発表&登壇した。

 中継がつながると、キアヌは大きく手を振りながら、「特別で素晴らしくクレイジーな形で、この瞬間をみなさんとわかちあえて最高です!」と笑顔でコメント。隣に並んだキャリー=アンは、「本当は会場に行きたかったけど、こちらからみなさんに愛を送ります。新しい『マトリックス』を心から気に入ってくださることを願っています!」と微笑んだ。

 キアヌとは『47RONIN』以来の共演となる柴咲は、思わず「キアヌ―!」と声を上げ、「Remember me?」と語り掛けるとキアヌが「Of course!」とカメラに急接近し弾けるような笑顔を見せる一幕も。「本当ならそこでハグしたり、直接笑顔を見たかったけど、こうした形で再開できてうれしい、来てくださってありがとう!」と語り、リモートで感動の再会を果たした。

 キアヌ、キャリー=アンとは初対面となるHiroは、「子供の頃から観ていたお二人と一緒にお仕事ができて光栄です」と緊張気味に挨拶すると、キアヌは「ありがとう!」、キャリー=アンは「公開当時若かった方が大人になってこの映画について語ってくださるのは素晴らしいことだし、『マトリックス』への愛をこうして返してくださって、特別な思いになっています」と目を細めた。

 続いて話題は、前作から実に18年ぶりの新作となる『マトリックス レザレクションズ』の話を聞いたときのエピソードへ。キアヌは、監督のラナ・ウォシャウスキーから連絡がきた日のことを振り返り、「想像もしていなかったような一日で、ラナやキャリー=アンと再び仕事ができること、ネオ/トーマス・アンダーソンを演じられることに心から感謝しました」と胸の内を明かした。キャリー=アンも「踊り出したい気分だった。新作の話を聞いた日はワクワクして、嬉しいエネルギーが爆発しているような感じだった!」と興奮気味にコメントした。

 さらにキアヌは『マトリックス』について、「1人のアーティストとして、こういう作品に関われることは生涯何度もあることではありません」と前置きした上で、「今回の最新作を含めて20年以上かけて作られてきた『マトリックス』は、自分にとっても特別ですごい作品だと思うし、とてもポジティブな形で多くの人の心に触れた映画。アーティストとしてまさに関わりたい作品の一部になれて、とても光栄です」と熱い思いを告白。

 キャリー=アンは「気持ちをキアヌが代弁してくれた」としながら、「『マトリックス』はプロとしての仕事の中で一番すごい作品だと思っています。多くの方を感動させ、いまだに話題に上るようなシリーズですよね。みなさんのネオとトリニティーへの愛もすごく感じていて、そうした作品に関われてラッキーだと思うし、今回再びトリニティーを演じられたことは人生で一番の素敵なことだと思います」とあらためて喜びを語った。

 全米公開の12月22日(水)に先駆け、日本では12月17日(金)公開される『マトリックス レザレクションズ』。見どころを問われたキアヌは、足を大きく開いて大きく身振りしながら、「本作は“マトリックス映画”です。マトリックス・アクション、マトリックス・アイデアがたくさん詰まっていて、愛も描かれています。みなさんに楽しんでいただきたいと心から思っているし、インスピレーションになるような作品でありながら、笑ったり泣いたりできる映画になるといいな。そして本作は、ラブストーリーでもあります」と日本のファンに向けて熱弁を振るった。

 キャリー=アンもこれに笑顔で同意しながら、「本当に楽しんでいただきたい作品です。ぜひキャラクターと物語の旅を経験していただきたいですし、その過程で他の人との対話のきっかけになるような映画になってくれたら。もちろんまずは映画として楽しんでいただきたいですし、また観たいと思っていただける作品になってくれれば嬉しいです。私たちのハートと魂、汗、努力、全てを込めた映画でもあります。その分みなさんに愛される映画であれば嬉しいです!」とコメントした。

 さらに、キャリー=アンは「こうしてみなさんと時間を過ごせて嬉しく思っています。映画も楽しんで!訪れることができるようになったら、すぐ日本にうかがいたいです!」、キアヌは「イベントに来てくださってありがとう。みなさんと特別な経験ができました。(柴咲)コウ、また会えて本当にうれしかった!本作をぜひみなさんに楽しんでいただきたいです、たくさんの愛をこめて!」と笑顔でコメントし、「どうもありがとうございます!」と日本語であいさつも。

 柴咲は「『マトリックス』の世界じゃないけど、こういうリモート出演も可能な時代になったんだと感慨深いですね。リアルにいないけど繋がっているんだなって。キアヌは陽気でしたね、元気そうで良かったです!」とあらためて再会の喜びを噛みしめ、Hiroは「演じる役柄とのギャップに、人間味溢れるお二人なんだなと、より好きになりました!」と初対面の感動を語った。

 イベントの最後には、Hiroから「小さい頃から観てきた、青春の1ページみたいな『マトリックス』にたずさわれたことを光栄に思うし、インスパイアソングでは、僕らの世界観とマトリックスの世界観がうまく混ざることができたと思います。みなさんには「レザレクションズ」、復活と言う意味もあらためて楽しんでいただけたら!」とメッセージ。

 柴咲は「みなさんが待ち望んでいた新作だと思うので、ぜひたくさんの方にご覧いただけたら。私もこうして登壇のご縁をいただいて、吹き替え版声優での出演にも心から感謝しています。『マトリックス レザレクションズ』を観た人たちで盛り上がるような話ができたら嬉しいです。私自身も公開が待ち遠しいです!」と笑顔でコメントし、イベントは終了した。

原題:『THE MATRIX RESURRECTIONS』
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、プリヤンカー・チョープラー、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ
オフィシャルサイト:matrix-movie.jp

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