ブランディング・タートル/Blanding's turtle

Описание к видео ブランディング・タートル/Blanding's turtle

今回の我が感性は、水棲カメの「ブランディング・タートル」で、飼育は2頭のみです。

はじめに
私の別の動画で「ナミビアヒョウモンリクガメ」の掲載がありますが、私はリクガメとは相反して、半陸棲・水棲カメはたくさんの種を飼育してきました。思い返せば、入門的な「ミシシッピアカミミガメ」や「クサガメ」からはじまり、カブト系、ヘビクビ系、すっぽん系、ヌマ系・・・多くの半陸棲・水棲カメを飼育してきましたが、行き着いたのが、今回ご紹介のブランディング・タートル(ブランディングガメとの表記が多いが、あえてタートルとし、以下「B・T」と称す)でした。

私とB・T達とは15年以上一緒にいますが、そんなに長く一緒に居る感覚はない、そのあたりが、我が感性に、とても、とても引っかかるところです・・・。

まず、
水棲カメ全般に言えることだが、飼育するにあたり一番重要なのが、餌でも照明でもなく「クリーンな飼育環境」の維持であり、私は飼育水は毎日交換している。場合によっては一日に2回以上交換する時もあるくらいである。それでもB・Tの飼育は苦にはならない。
で、換水の要点だが、石や砂などで水槽内をレイアウトしたり、テラリウムで飼育したり、水中ポンプを設置したり、熱帯魚・海水魚さながらの濾過や殺菌装置を導入したり…、飼育環境は様々だが、複雑なレイアウトは、直ぐに不衛生になる。水棲カメは食い散らかすし、代謝が激しく、たくさん食べて、たくさん出すので、短時間で水は汚れるから、簡単な濾過器では到底太刀打ちはできない。
逆に殺風景で何も装飾がない水槽で、毎日、飼育水を交換し、水槽やその周辺機器を常に清潔に保っているのとでは、どちらが水棲カメの健康維持に有効か…。
要約すれば「自然に近い不衛生な飼育環境」か「自然とはほど遠いが清潔な飼育環境」か、どちらが管理が楽で、どちらが水棲カメが嬉しいか判断がつくはずである。

前述を本動画で説明すると、冒頭にB・Tの陸場・陸地(バスキング・スポット)を作る写真が3枚出るが、100円ショップで購入のキッチン棚と人工芝で1個200円の経費で2分もあれば作成できる。私が到達した究極な水棲カメの陸場・陸場(バスキング・スポット)兼用の隠れ家で、設置してもブラインドになるところがないから水棲カメの様子がよく確認できる。さらにコイツの優れたところは、安価な上、軽量で、換水時に水槽内で裏返して直ぐに洗えるし、週に一度ほど、コの字型のスチールの足を付け替えて、水につかる部分を反転させれば、不衛生さを極端に軽減できる。また、2本の足のうち、1本しか使用しないので、錆びたり汚くなれば即交換できる。私は半年から1年の間に一度、この陸場は全部交換するようにしている。石、ブロック、レンガなどを使用しているのをよく見るが、200円仕様の方が、ずっと実用性があり、管理が楽である、ミシシッピアカミミガメ、クサガメ、イシガメ、チズガメ系などなど、全ての水棲カメに利用ができるから一度試して見ると良い。

次に動画のゴム水栓のところだが、6号の素焼きの鉢をかぶせているが、B・Tはけっこうイタズラが好きで、ゴム水栓はむき出しだと、B・Tがゴム水栓を抜いてしまう。ゴム水栓のカバーは、最初は小さな鉢だったが、6号の鉢以下では、鉢自体が移動されてゴム水栓をB・Tが抜いてしまうから動画のような仕様になった。余談だが冬場水槽内にヒーターを導入している方は、水棲カメが原因で、ヒーターが露出し、火災になる可能性が大いにあるから要注意である。空焚き防止装置付きのヒーターは必須である。
因みに我が水槽は、ゴム水栓を抜くだけで、公共下水に排水できる配管を施している。水槽の隣に上水道があるから、5分あれば飼育水の交換が可能であり、動画のモノクロの映像がそれにあたる。これも水棲カメ飼育が苦にならない行き着いた「我が飼育仕様」である。
余談だが、私はショップや他人の動画の飼育環境を見るとき、水槽のそれも水槽が設置してある奥側の左右の角を見るようにしている。少しの「コケ」なら許せるが、水垢や汚れが蓄積しているような環境は水棲カメにとって良い環境とは言えない。水棲カメの腹甲に気付かないうちに障害が発生する、おそらく雑菌によるものだろう、「お腹」には注意が必要である。

次に
当家のB・Tは、2006年の9月に同時に購入している(ショップは別々である)。
メスは、来た当時は甲長77mm、体重は90g、オスは甲長97mm、172gであった、どちらも誕生から3・4年程度だろうか、そうすると15年間飼育しているから現在18歳前後であろうか。大概、カメはメスの方が大きくなるイメージがあるが、B・Tは、雄雌同様な体格である。特筆すべき点は、ペット全般に言えることだが、愛情を注いでいるのに、写真一つ撮らせてくれないペットは、飼育する理由が見当たらないと私は考えていて、良い表情を見せてくれる種は長期飼育の重要な要素である。だが、人に対して物怖じしない性格の爬虫類は、大概、気性が荒い。その折り合いを慎重に判断して、私がたどり着いた水棲カメがこのB・Tというわけである。
一属一種なる属性にひかれたのも事実である。

古い文献によると氷の張るような水辺でB・Tの生息・移動が確認されたという噂は怪しいもので、水温が15度を下回れば、動きも食も落ちる。越冬には加温が絶対的に必要で、当家のB・Tは冬眠させず、しっかり加温して管理している。
ただし、少し気性が荒いため、混泳飼育は危険であるため、動画中に吸盤とアクリル板がご覧いただけると思うが、10月中旬からの冬季、2頭は室内の水槽で管理する、その時の「仕切り板」である。

4月中旬くらいからの夏季は、約1ヶ月交代で今回の動画のように屋内と屋外を交互に1頭づつの飼育方法で管理している。日光浴に勝る紫外線の有効性を得るのは難しい、それならば屋外で飼育するのが良策であると判断して行き着いた飼育方法で、甲羅の形状や頭部の黄色味などが、良好な健康状態の結果である、水棲カメの健康バロメーターは「甲羅を初めとする体表の全て」「表情と目つき」「食欲や排泄」「歩き方や遊泳力」そして重要なのが「普段との違い」であるから、貴殿の水棲カメの飼育の参考になれば幸いである。
そして、もちろん屋外飼育の飼育水も毎日換える、鳥などに襲われないよう空にも注意を払う、スイレン鉢の中にも入れ「自然体」に接しさせる事も時には大事である。
余談だが、水道水と雨水では、その成分は全く違う。雨水にはカルシウムイオン、マグネシウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイオンなど様々な物質が微量に含まれる。Phは酸性に寄るのだろうが、自然界では普通に降雨があり、水棲カメ達はその下で暮らしている、屋外で草木や水たまりなどの自然に接しさせ、水棲カメも歩かせた方が良い、甲羅を引きずるようでは貴殿の飼育方法に問題があると思う・・・。動画では、ただ芝生の上を歩かせているように見えるだろうが、健康診断であり、私もB・Tも歩くという行為はとても重要だと考えている。

で、雄雌がいれば交尾だが、5月~6月に仕切りのない水槽内で、短時間、眼を離さず毎年、交尾の様子をみているが、なかなか有精卵は産んでくれないのが現状である。余談だが卵の形成には多くの甲殻類の餌が必要不可欠である。
性成熟に到達して直ぐの頃には、気性の荒さはあまり見られなかったが、水底にオスがメスを押さえこみ、頭で頭を威圧する行動が何度も確認できた。自然界では結構、早い段階で交尾し、子孫を残すのが摂理なのかもしれない。
成熟し歳を重ねると、オスはかなり凶暴になるが、自然界では、これくらいの荒々しさは普通なのだろう…。

終わりに
現在、B・Tは、サイテス2(CITES2)に登録されており飼育の機会はあまりないかもしれないが、とても、渋くて良き水棲カメである。
飼育下でも、よく姿を見せてくれるし、カメラを向けても良い表情をしてくれる。
私的には、もっともっと、一緒に居たい水棲カメである…。
そう、もうお分かりかと思うが、我が水棲カメに対する感性は、「穏やかな愛情の持続」と「管理の簡素化」と「水棲カメの性格」に起因し、私の中でこれらは絶えず絡み合い、飽きることのない水棲カメへの探究心へと私を導いてくれる。
なんて素晴らしい「種」だろう・・・。

★貴殿が、早期に、相性の良い水棲カメと出会え、生涯共存出来ますことを・・・。

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