第375回「掲載誌ごとのエログロ、過酷な創作環境の美化」【人生思考囲い】

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■掲載誌ごとのエログロ
・お便り「『知恵ある恋人』、当初予想していた一線をどんどん超えていって、物語は、二人は、どこまで行ってしまうんだ!?とドキドキしながら読んでいます。楽園web増刊の配信形態も相まってスピード感も感じられ最高です。第5話ではヒロイン白樺さんの胸がはっきりと描写されていて、少し驚きました。前作の『君蛇』では性行為のシーンはあれど、ここまで明確には描写されていなかったので、掲載誌の都合で制限があったのかなと感じる一方で、今回は意図的に対象年齢を上げる狙いがあるのかもしれないとも考えました。こういったエロ・グロ描写の表現の制限について考えますと『へなちょこ大作戦Z』の"ちくび券"が思い浮かびますが、この漫画の掲載当時に比べて近頃ではさらに、少年誌で女性の胸をはっきりと描写することは少なくなったように思われます。また、『かぐや様は告らせたい』では、"(ヤングジャンプでは)セックスシーンは4ページまでOK"というメタ的な発言が作中でありましたし、『チェンソーマン』ではweb連載の第二部になってから、直接的な描写が増えているように感じます。さらに位置原光Z先生の作品も、特に『青春リビドー山』に収録のものは描写が激しめでした。これは成人誌に掲載していたという極端な例だとは思いますが……。こういった漫画のエロ・グロ描写の違いは、やはり掲載誌ごとの制限の存在が影響しているのでしょうか?漫画を描くにあたり、こういった描写の強弱をどのように考えて演出しているのでしょうか」
・知恵ある恋人の感想→「ウワアーーッ!でいち先生ー-ッッ!!彼らはみだらな思いにふけり肉の欲の満足を求めています!!」
・知恵ある恋人5話で乳首が描写される→『楽園』は恋愛系コミックの最先端だから…
・中野「単純に演出の要請上、乳首を描いた方が正しいなと思ったから描いただけなんですけど…。迂闊だったのかもしれませんね。乳首を描くことで、この作品は何を手に入れ、何を失ったのか…??」ばき「お母さんに見せても恥ずかしくない作品かどうか、のラインは超えちゃった気がしますね」
・ハワワ~!!乳首が描かれてる!!エロだ!!と腰を抜かすお母さん→中野「お母さん!ちゃんと読んで下さい!エロ漫画じゃないってわかる筈です!」
・『マウントセレブ金田さん』は乳首が出てないけど『知恵ある恋人』よりエロ漫画に近い?
・手塚「『知恵ある恋人』はサンデー的なエッチさですよね。直接的なセクハラというよりも、むっつりスケベ的な…」→風呂場を覗きには行かないが、風呂場シーンは描かれる
・アプリでの配信→アップルの規制基準
・エッチなシーンのある漫画はRTし辛い?
・Twitter告知用の画像では乳首がトリミング→読みに行ったら乳首があった→サプライズ乳首
・ばき「知恵ある恋人、読み心地が性教育的で面白いなって思います。道徳的な人たちが恋愛…性愛…ある種の反道徳的な行いに対して、どういう手順で折り合いをつけるかが描かれている」

■過酷な創作環境の美化
・お便り「ピエール手塚先生のインタビュー記事『やる気に左右されない時間の使い方』読ませていただきました。改めてピエテヅ先生の常人離れしたスタイルに驚きつつも、社会人として学びになるところも多く、とても興味深い記事でした。しかし一方で、インターネット擦れしてしまった私の脳裏に咄嗟に浮かんだのは『こんなこと書いたら炎上する!!』でした。数年前にも、会社員をしながら人気少女漫画家を続けている方が、極端に睡眠時間を削った1日のスケジュールを公開し、『新人漫画家が鵜呑みにしたらどうする』『手塚先生も藤子先生も早死にしてるんだ』『こんなことを美化するのはやめろ』と炎上する事案があったのです。労働者の権利を守る意識が高まる中で、クリエイターの異常な労働環境も単純に『美しいもの』『凄いもの』として語られることが少なくなってきている気がします。スタジオジブリや庵野秀明のドキュメンタリー等でも、ここ数年はさすがに現場のスタッフの身を案じたり、『パワハラじゃないか』と一歩引いたようなコメントが増えましたよね。ジャンプの作家さんが急病で休載の発表をする度にも、読者から週刊連載の変革を求めるコメントも随分増えたなと思います。私自身、身体や生活を犠牲にしてでも創作活動に邁進するクリエイターの姿に美しさを感じてしまう気持ちはしみじみ分かるのですが、しかしそれによって心身の健康を壊したり、最悪の場合は死んでしまうケースを考えるとあまり無邪気に美化はできないのかも…と思ってしまうことも多くなってしまいました。このクリエイターの過酷な創作環境を美化する風潮について、あえてピエール手塚先生からご意見が聞きたいです。(もちろん中野さん、アラバキさんからも聞きたいです。)」
・手塚「僕自身は一切過酷だと思っていないので…漫画を描いて徹夜をしたこともないですしね」
・4~5時間の睡眠時間=不健康、早死とは限らない→手塚「僕は定期的に健康診断も受けてますし、全然大丈夫ですよ!なのに、ネットでは『こいつは早死する』とか勝手な事を言われて…絶対そいつより健康で長生きしてやるからな!と思いました」中野「『うっせぇうっせぇうっせぇわ あなたが思うより健康です』だ…!!」
・会社員をしながら漫画を描く→無理せず両立する為のテクニックをインタビューで答えたつもりだったが、異常者による異常なテクニック、と捉えられてしまった気がして残念
・ちょうどいい労働環境は人それぞれ→週刊連載にチャレンジしてみたい!という人はチャレンジすればいい
・中野「週刊連載とか、手塚さんの労働環境とか、凄いなと思いつつ俺は別に憧れはしなくて…。過酷な創作環境にかっこよさを感じるのも分かるけど、それを過剰に内面化する必要はないというか…。人それぞれが、自分がどういう労働環境を望んでるかを自覚して、そこに向かっていけるのが良いと思います」ばき「そうですね。今は過渡期っていうか…。個人がそれぞれ労働環境を選べるように、業界全体の当たり前に対してNOを突きつけようって段階だと思います。そういった市民運動の声は、手塚さんみたいな労働環境との間に摩擦が生まれちゃうこともあるよねっていう…」

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