「子豚やられた」40~50匹の野犬の群れに“占拠”された町…「孫は外に出ないように」恐怖感じる町民 茨城

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冷たい雨がシトシトと降る中、カメラの前に現れたのは野犬の群れ。

雨にぬれる20匹ほどの中型犬。
どの犬も首輪をしていません。

大量の野犬が出没しているのは茨城・茨城町。
辺りには、雨音よりも大きな犬の鳴き声が響き渡っていました。

住民たちは増え続ける野犬の恐怖に震え上がっています。

近隣住民:
野犬は家にまで来る。(Q.ここまで来る?)かじった跡がある。恐怖ですよね、40~50匹いるから。孫がいるから外に出ないようにする。

町内の畑には、野犬の痕跡が残されていました。
コマツナを栽培する農家では、連日にわたって野犬に畑を荒らされ、約2万円の被害が出たといいます。

町では2023年度、県の動物保護施設に収容された野犬が、ここ2年で2倍近くに急増し239匹にのぼりました。

なぜこれほどまでに野犬が増えてしまったのでしょうか。

野犬が目撃されるエリアには、ねぐらとなる森があり、犬がすみついていました。
さらに、野犬のいわば“餌場”となる養豚場も点在。ガソリンスタンドの店員は「近くの養豚場でもかなり子豚がやられたらしい」と話しました。

こうした環境が、野犬にとってのすみやすさにつながっているというのです。

茨城町は、捕獲用の檻を設置するなどして事態の改善を急いでいます。

FNNプライムオンライン
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