背景に何があった?教師のパワハラで学生が自殺 看護学院はどう変わったのか

Описание к видео 背景に何があった?教師のパワハラで学生が自殺 看護学院はどう変わったのか

道立江差高等看護学院での教師による学生へのパワーハラスメント問題で、道はパワハラが自殺につながったとして遺族に謝罪しました。運営改善が進められていますが、学院はどう変わったのでしょうか。
 4年前に道立江差高等看護学院に通う男子学生が自殺した問題で、道は教師によるパワーハラスメントが自殺につながったとして15日に遺族に謝罪しました。
 ■道の担当者「心よりお詫びを申しあげます。誠に申し訳ございませんでした」
 2019年9月に下宿先で自殺しているのが見つかった江差高等看護学院の男子学生。第三者委員会は、男子学生について提出が1分遅れただけでリポートを受け取らず留年させたことや実習で必要な範囲を超えて厳しい指導をしたことなど3人の教師による4件のパワハラが自殺につながったと認定しました。
 ■遺族「亡くなった原因がパワハラにあるということが少しでも分かったので良かったかなと思っています。自分で亡くなる選択をしたのは、先生方が追い詰めたせいだと思っています」
 看護師を目指す学生の未来が絶たれた重大な事態。3人の教師のうち2人は事実を認めているということです。道は今後、退職した1人をのぞく教師2人の懲戒処分を検討します。
 第三者委員会は一連のパワハラについて2つの問題点を指摘しました。1つは「道の責任」。
 HTBの取材で2012年には教師の指導を巡る苦情が道に寄せられていることがわかっています。もっと早い対応が取られていれば守ることができた未来があったはずです。もう1つは「学院全体の教育観」です。今回の問題は教師個々人の資質というよりも学院全体に、学生を尊重し育てようという意図が感じられなかったと指摘しました。委員の1人は会見で「命を大切にする職業なので厳しく心理を探求する教育像は必要だが、学生の特性や個性を把握して丁寧に指導することも必要」と述べています。

 江差高等看護学院は去年4月に新体制で再出発しました。ほとんどの教師が入れ替わり、これまで保健所の所長が兼ねていた学院長は専任で常勤となり、副学院長も教務と事務の2人体制になりました。
 ■石谷絵里学院長「これが目安箱で一応鍵も付いていて、私しか暗証番号を知らないということになっています」
 校内にはパワハラに限らず自由に意見を投げ込める目安箱が設置されたほか、学生や教師が互いを褒め合う「ほめ活」と呼ばれる取り組みが新たに始まりコミュニケーションの活性化が図られています。教師は指導方法やハラスメントに関する研修に参加しながら学生との関わり方を日々模索しています。
 ■3年生は「パワハラの時は極力教員と関わらないように学生が本当に何かちょっとした連絡の時だけ関わるぐらいだったけれど、いまは何か相談したい時とか、就職の相談とかすごく相談しやすい環境なので、学生と教員がすごい近い存在というか」と学校が変わったと話します。先月行われた学生へのアンケート調査では、ハラスメントについての回答が「たまにある」の1件にとどまり、この1件についてもハラスメントには該当しないと判断されました。
 ■石谷絵里学院長「学院として必要な指導については(学生が)嫌な思いをすることであっても伝えなければいけない。丁寧な指導と毅然とした指導の双方を充実させていくというのはどういうことなのか、今のうちが一番悩んでいるのはそこですね」
 一連の調査では、パワハラの背景に外部との関係が希薄な「閉鎖的な学院運営」があるとも指摘されました。いまは図書室の一般開放や地域住民の模擬演習への参加など第三者の目が学内に届く「開かれた学院づくり」が進められています。
 ■石谷絵里学院長「やっぱりうちだけで出来ることってすごく限られているので、地域の皆さんのお力を借りながら学生にとってどうあるべきかということを考えて学院運営を出来たらいいなと思っています」
 第三者委員会は以前のようなパワハラが再発する恐れもあると指摘しました。道はこれまで以上に監督責任を果たしていくことが求められます。

▼HTB北海道ニュース 公式サイト
https://www.htb.co.jp/news/

▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」
https://www.htb.co.jp/news/info.html

▼HTB北海道ニュースのSNS
Twitter   / htb_news  
Facebook   / htbnews  
TikTok   / htb_hokkaidonews  
#看護学院 #パワハラ #謝罪 #鈴木直道知事 #第三者委員会 #北海道 #看護師 #ニュース #HTB北海道ニュース

Комментарии

Информация по комментариям в разработке