続・英国が3つに割れる日【豊島晋作の “人に話したくなる” 国際ニュース】(2020年3月4日)

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前回の動画「英国が3つに割れる日」の続編。今回は、普段あまり報じられないスコットランドをめぐる動きについて解説する。

※アップロードした映像のテロップに一部ミスがあったため再度アップしています。内容は変わっておりませんが、アップロード直後に頂いた方々のコメントが結果として消えてしまいました。申し訳ございません。お詫び致します。

英国からの独立問題を説明すると同時に、”ウィスキーの聖地”アイラ島や、北海油田の開発で培われた海洋開発のための教育施設なども紹介する。また、映画「ブレイブハート」で有名となったウィリアム・ウォレスやロバート・ブルースなど知られざるスコットランドの”英雄”たちの物語についても説明する。

※前回の動画では爆弾テロなどの生々しい映像が多かったが、今回は文化背景や北海油田をめぐる産業の動きなどソフトな映像を中心に伝える。

英国がEUから離脱した1月31日の夜11時、そのスコットランドでは大勢の人々がEU旗とスコットランド旗を掲げ、EU離脱を嘆き悲しんだ。そして訴えたのは、英国からの”離脱”つまり独立である。

もともとスコットランドは、13世紀ごろからイングランドと血で血を洗う独立戦争を戦ってきたこともあり、自主独立の機運は強い。独立戦争の英雄ウィリアム・ウォレスはスターリングブリッジでイングランド軍を打ち破り、スコットランド人の誇りとプライドを大きく回復させた。その後、ウォレスがイングランドによって処刑された後は王族のロバート・ブルースが人々を率いて戦い、独立王国としての地位を勝ち取った。

しかしその後、スコットランドは経済的に困窮する中でイングランドとの同君連合を選び、その一部となった。連合王国の誕生でもある。

現在、スコッチウィスキーを始めEUに多くを輸出するスコットランドは、加盟国の中でも特にEUに親和性を持つ人が多い地域である。2016年に実施されたEU離脱の是非を問う国民投票では、6割以上の人々が「EU残留」に票を投じている。

このため、EU離脱という今回の事態は、自らの意思に反するとの思いが強い。ブレグジットが決まった後、自治政府のスタージョン首相はEUに再加盟を果たすため、英国から独立しEU再加盟を目指す考えを改めて表明している。

最新の世論調査によると、スコットランドでは英国から独立すべきという意見が51%と、過半数を超えている。英国の一部に留まることを決めた2014年の住民投票では、独立すべきとの票は全体の45%だったことに鑑みると、独立派が勢いをつけてきているのは確実だ。

スコットランドは、産業革命の進展に大きく貢献したジェームズ・ワットや、経済学の父とも言われるアダム・スミスを輩出するなど、世界経済の発展に貢献してきた地域である。人々が重視するのは、経済的な合理主義であり、英国の一部となったのも、世界中にあるその植民地へのアクセスを得るという狙いがあった。今回のブレグジットは、経済的結びつきが強い大陸ヨーロッパとの関係に大打撃を与えかねない事態であり、多くの人々にとっては受け入れがたいものなのだ。

果たして、スコットランドは再び英国からの独立を選ぶのか。

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