カメラ分解工房　Camera Lab.510　エピソード２　Nikon FA編　（その１）

カメラ分解工房　Camera Lab.510　
エピソード２　
Nikon FA編　（その１）

元Nikon フェローの後藤哲朗（510）による「エポックメーキングなカメラをバラす」企画のエピソード２はNikon FA。この動画はその１回目です。

前回のCanon A-1はP・Tv・Av・Mモード（それぞれプログラム・シャッター優先・絞り優先・マニュアル）を全て揃え、それまでの「撮影モード」論争を終結させました。

このモード方式と並行して平均・部分・中央部重点・スポットなどの「測光モード」についても得失の議論が続いていましたが、Nikon FAのマルチパターン測光によって終止符が打たれました。

このマルチパターン測光は、5分割した被写体の輝度に基づいて最適露出を算定するものであったが、その後多画素化・RGB化され、測光方式の基礎として現代のデジタルカメラに至っています。

Nikon FAは発売の翌年、第一回日本カメラグランプリを獲得しています。

FAの開発に携わった510は、中を開けながら日進月歩だったあの時代を思い出し、その構造を懐かしい秘話とともに語っています。

４０年前の消えかけた記憶を呼び起こしながら、５時間かけた分解の記録は当時のエピソード満載です。ゆっくりお楽しみください。


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