ROTH BART BARON 4th AL『けものたちの名前』| The Name Of The Beasts

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『 けものたちの名前 』
〜The Name Of The Beasts〜

- Track List -

1. けもののなまえ - feat.HANA 0:00
2. Skiffle Song 4:01
3. 屋上と花束 9:17
4. TAICO SONG 13:09
5. MΣ 16:49
6. 焔 21:47
7. HERO 26:06
8. 春の嵐 30:52
9. ウォーデンクリフのささやき - feat.優河 34:16
10. iki 39:01


ROTH BART BARON ;
三船 雅也 : Producer, Writer, Composer, Vocals, Guitars, Piano, Synthesizer, Hand-clapping, Drum, Rhythm Machine, Engineer
中原 鉄也 : Drums, Percussions, Voices, Hand-clapping

西池 達也 : Piano, Keyboards, Synthesizer, Voices, Hand-clapping​

岡田 拓郎 : Guitars, Hologram, Guitar-riff [tr4], Voices, Hand-clapping,
竹内 悠馬 : Trumpet, Horn Arrangement [tr4,5,7,8,9,10], Percussions, Voices, Hand-clapping
須賀 裕之 : Trombone, Voices, Percussions, Hand-clapping
大田垣 正信 : Trombone, Harmonium, Voices, Percussions, Hand-clapping

徳澤 青弦 : Cello, Strings Arrangement [tr6,7,8]
梶谷 裕子 : 1st Violin
高橋 暁 : 2nd Violin
菊地 幹代 : Viola

優河 : Vocals [tr3,9,10]
HANA : Vocals [tr1,3,4,10]
ermhoi : Vocals [tr3,4,8,10]
Maika Loubté : Vocals [tr3,4,10]

Jonathan Low : Mix Engineer [tr7,8,10] (Miner Street Recordings)
Elton "L10MixedIt" Chueng : Mix Engineer [tr3] (Classick Studios)
米津 裕二郎 : Mix Engineer [tr2,9] (prime sound studio)
前田 洋佑 : Recording Engineer, Mix Engineer [tr1,4,5,6] (Studio Greenbird)

Chris Athens : Mastering [Chris Athens Masters]

Recorded at Studio Greenbird, BEAR BASE Studio, Rittor Base

林口 砂里 (EPIPHANY WORKS Ltd.) : Co-Producer
國崎 晋 (Rittor Music, Inc.) : Executive Adviser
近藤 一弥 (KAZUYA KONDO INC.) : Art Direction & Design
澁谷 征司 : Photography
suzuki takayuki : Costume


CD : PECF-1177 felicity cap-318 定価:¥2,500 + 税
LP : TYOLP1023 felicity cap-319 定価:¥3,300 + 税

1. けもののなまえ

もしもここを生き残れたら
僕の本当の名前をあげよう

高いビルから あなたが生きた
街の灯りを 見下ろしていた

毛皮を脱ぎ捨てても 僕らはまだ けもののまま
かみさまのなまえを 僕らは今日 知ってしまった

鬼さんこちら手のなる方へ
ゴツゴツとした その手を引いて

家を探して 人の真似して
あなたはここに 馴染めるかしら

毛皮を脱ぎ捨てても 僕らはまだ けもののまま
かみさまの言葉を 僕らは今日 聞いてしまった

毛皮を脱ぎ捨てても 僕らはまだ けもののまま
かみさまのなまえを 僕らは今日 暴いてしまった


2. Skiffle Song

僕らは 夜空に 花火を 打ち上げた
赤い 火の粉が チラチラ 揺れてて 綺麗

あの子は 待ってる 王子様が 来るのを
けれども 待てずに 知らない 彼の元へ

幼い頃に 交わした誓いを
今もまだ覚えてる 今もまだ覚えてる

瞬きするたび 僕らは形を
形をまた変えてゆく 形をほら変えてゆく

自分の 子供が 育てられないのなら
他人の 子供を 育ててみてはいかが?

幼い頃に 交わした誓いは
音を立てて崩れてく 力をもう無くしてる

瞬きするたび 僕らは形を
形をほら無くしてく 形をまた変えてゆく

ホウホウ 燃える
ホウホウ 燃える

幼い頃に 交わした誓いを
今もまだ覚えてる 今もまだ覚えてる

瞬きするたび 僕らは形を
形をまた変えてゆく 形をほら変えてゆく

ホウホウ 燃える
ホウホウ 燃える


3. 屋上と花束

屋上に連れてってよ 溺れてしまう前に
世界の景色が見たいんだ 息が止まる前に

よくできたお人形のように 同じ服を着せられて
四角い教室の中に 僕を閉じ込めないで

両手に 偽物の花を抱えて
踊るんだ 気づかれないよう 暗闇の中で

優しい言葉をたくさん たくさんくれても
どうせ明日には綺麗に 忘れて忘れて

他の誰かのためになんか 笑いたくないし 
この痛みも 怒りも 悲しみも どうせなら 君のためがいい

両手に 偽物の花を抱えて
眠るんだ 気づかれない 暗闇の中で

両手に 偽物の花を抱えて
踊るんだ 気づかれない 暗闇の中で


4. TAICO SONG

もしも 君が 一人に なりたいなら
僕と 一緒に おいでよ

僕の 心は この体には
大き過ぎて 溢れてしまう

ねえ 君はまだ 永遠を
信じているの?

孤独な夜を漂って 漂って
どこへ 行くの?

君のせいで 過去も 未来も
簡単に 変わって

僕の 心は 熱を持ちすぎて
この体を 溶かして

ねえ 君はまだ 外の世界を
信じられるの?

僕が僕で いなくても
平気でいられるって 嘘をつけよ

ねえ 君はまだ 永遠を
信じているの?

孤独な夜を漂って 漂って
一緒に 行こう


5. MΣ

さあ 大げさに 描いた僕らの
物語を もう一度 始めよう

絶望の中を 自由に 飛び回って
大好きな歌を 何度でも歌おう

もう何にも 怖く ないよ
本当の 答えなんて いらないから

さあ 今すぐ 君に会いに 行こう

もう何にも 怖く ないよ
もう何にも 怖く ないよ
もう何にも 怖く ない


6. 焔

君は 嵐が来るのを 瞬きもせず 待っていた
今にも 狂いそうな 星空を見上げながら

君の 髪の毛が 肌が 指先が
焔を 纏って 生まれ変わってゆくよ

君が 描いた線を 沈んだ船で 超えて行くんだ
僕らは演じ 続けてる 終わることのない 物語を

君の 髪の毛が 声が 唇が
焔を 纏って 生まれ変わってゆくよ

数えきれない プリズムの光が
僕らを 映画のように 照らし出すんだ

僕らしか もう いないんだ
急げば まだ 間に合うさ


7. HERO

そこに座って 少し話そう
勇気を出して 君の歌を歌おう

僕らの 愛したヒーローたちは
突然 どこかへ姿を消した

とうとう 僕らの順番がやってきた
覚悟はできたかい?

君のいない この街は さみしいけど
失うものが あるふりをやめるよ

たとえ全てを 手に入れても
死なない体を 手に入れても
どんな恐ろしい 非道い目にあっても
あっても

僕らの 愛したヒーローたちは
みんな どこかへ姿を消した
とうとう 僕らの順番がやってきた
覚悟はできたかい?


8. 春の嵐

とっくに出てった最終列車に
本気でまだ乗りたいと思っているの?

だらしなく両足を 放り出して
誰も追いつけない スピードで走ろう

どこかの時代 どこかの冷めた午後
いつも通りの 眠苦しい夜を越えて

初めから意味なんてなかっただろ
こうなってくのがわかってたんでしょう?

必死こいて のたうち回るのを
冷めた顔で面白がってんだろ?

どこかの世紀 どこかの冷めた午後
いつも通りの 僕らの夜はどこだ

どこかの時代 どこかの冷めた午後
いつも通りの 息苦しい世界

どこかの世紀 きみの冷めた声
いつも通りの 狂った夜を越え

さよならまたいつか 会えるその時まで
いくつもドアをあけて 僕らまた出会おう


9. ウォーデンクリフのささやき

選ばれなかった僕たちは 今まで何を選んできただろう
選ばれなかった僕たちは これから何を選んでいくだろう

もしも一緒に居られたら 古い友達のように話そう
確かな呼吸の音 心臓の音だけを頼りに

あなたを 心の底から 信じることができたなら
多分僕は 無敵だろう 誰にも止められやしないだろう

選ばれなかった僕たちは 今更何を迷うのだろう
選ばれなかった僕たちは 一体誰を選んできただろう

誰にも気づかれることなく 生きることなんてできやしないよ
掴んだときに消えてゆく 夜の静かなプールに浮かぶ月

あなたを 心の底から 憎むことができたなら
どれだけ 幸せだろう もう他に何にもいらないよ

あなたを 心の底から 信じることができたなら
多分僕は 無敵だろう 誰にも止められやしない

あなたを 心の底から 信じることができた時は
僕らは 少ない言葉で 古い友達のように話そう


10. iki

着なれないシャツの 襟を正して
読みかけの本の 続きを忘れて

睫毛の影は 世界を覆って
悴んだ耳は ちぎれてしまいそう

唇だけが やたらと赤くて
皮の手袋の 臭いにやられて

雨に濡れた 地面のような
君の瞳を 恐れないように

暗闇の中で 僕らは白い息を
できる限り 夜に混ぜてゆく

さっきまであんな 楽しそうだった
全ての音たち 吸い込まれてゆく

拙い僕らの 足音だけ響く
凍ってしまった 君を砕く

暗闇の中で 僕らは白い息を
できる限り 夜に混ぜてゆく

暗闇の中で 僕らは白い息を
できる限り 夜に混ぜてゆく

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