【失われた日本の風景】田老鉱山

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田老鉱山

2010年秋
あの東日本大震災が起きる半年ほど前
岩手県宮古市にある鉱山跡を訪ねていました

選鉱所に向かう道中土色をした調整池を見かけました
採掘をやめた今でも鉱毒処理は行われていたようです

鉱山跡中心部でまず目に入ったのは
円形のプールのような形をしたシックナー
シックナーはいくつか存在していて、中には稼働中のものもあったようです

主要鉱物は亜鉛、硫化鉄
最盛期には4000人が暮らしていたという鉱山街は
今は山の中に眠るように存在していて当時の面影はありません

選鉱所の外観を眺めると、かなり屋根・壁の板材が
無くなっていることがうかがえます
そのため内部は光が差し込んで
とても明るい状態でした

当然雨風にさらされることとなり
植物がいたるところに繁茂している様子でした

3つの大きな穴は
稼働時になんらかの柱が建っていたのでしょうか

昭和46年に資源の枯渇によって閉山

跡地は東京の明星大学が敷地を譲り受け、
宇宙線観測の拠点として利用されていたそうです

いくつも並んだコンクリートの土台の上には
かつてコンベアのようなものが置かれていたのでしょうか

ここで選鉱された鉱石は、索道で港へと運ばれ
関西地区や九州などへ輸送されていたといいます

鉱山と港は10㎞ほど離れていたそうですが
索道によって物資の往来がなされていたそうです

1961年(昭和36年)この鉱山を含む三陸一帯が
フェーン現象による強風で大規模な火災に見舞われました

これによって大部分を消失してしまったそうですが
木造からコンクリートへの建て替えなどスムーズに進み
およそ2年後には再稼働できるまでに復旧を遂げました

現在も残る遺構はほとんどがこの時に建て直されたものだと思われます

広いひとつの空間の中でも
これは2階にあたる部分です

外へ出ると、水を湛えたシックナーが見えました

コバルトブルーの水で満たされたシックナーは幻想的に見えました

トラックの荷台へ積み込むためのホッパーでしょうか

選鉱場の上になにか見えたので行ってみます

インクラインと思われる階段が上に伸びていました

このあたりは選鉱場の上部にあたる空間です
どのような役割だったのか、今では見当がつきません

障子のような痕跡もあり、
寝泊りができるスペースだったのかもしれません

八角形の穴は何に使われたのでしょう

路線跡は暗いトンネルへと続いていました

5階建てとみられる建物はかつて鉱山事務所として
閉山後は資料館として使われていたようです


ながらく廃墟として存在していた田老鉱山選鉱所ですが
2023年あたりから周辺の施設において解体・整地が進み
2024年春の時点で地上構造物はほぼ撤去されているそうです


<Taken in 2010>

#廃墟  #廃鉱山

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