【未来の歩道】札幌駅にあった動く歩道『もんすけ調査隊』2022年7月29日(金)放送 HBC「今日ドキッ!」

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【依頼人(札幌・ゆきさん・40代)】
「昔、札幌駅の中に
 動く歩道があったと思うんですけど、
 どこにあったのか、
 どんな形であったのかっていうのを
 調べてもらいたいです。」

動く歩道とは、
空港などで、よく見かける
“水平型のエスカレーター”のこと。

床が自動で動くので
立っているだけで、楽に、早く、移動することができる。

これが、JR札幌駅にあったというのだ!

【依頼人からの情報】
「西口とかそっちの方」
「地下ではなく、1階でしかも玄関近くだったような気がする」
「ざっくり30年くらい前ですね」

しかし、いま札幌駅構内には
“動く歩道”はもちろん、痕跡もない。

【駅利用者は―】
「もう2~30年使ってるけど
 駅のそばにそんなのあった記憶がない」

「そのころ営業やってたので、
 ここら辺回った経験はあるんですけど、
 平成1~6年の時。なかったような気がするな~」

30年以上、札幌駅を利用している人も
よくわからない様子。
動く歩道は、本当にあったのか!?

そこで、JR北海道に問い合わせてみた。
すると当時、報道用にリリースした
ある資料を提供してくれた。
そこには…

【調査員】
「日付が平成2年5月17日。」
「タイトルが札幌駅西側通路に
 “動く歩道”の設置っていう風に書いています。」

さらに、もう1枚の資料には…!

【調査員】
「場所がここに書かれている。
 こっちが北口、こっちが南側。」

「動く歩道の場所がこれ、西側通路に動く歩道。
 両側に書かれてるんです。
 現在で言うとおそらく、
 真ん中がステラプレイス、左側が大丸札幌。」

「ステラプレイスと大丸札幌の間の通路に
 動く歩道があったっていう風に
 この図面には書かれています」

この資料によると
“動く歩道”があったのは
現在でいう白いオブジェがあるこのエリア。
この通路の両端に設置されていたようだ。

動く歩道の長さは45m。
通路があったとされる場所で
アプリを使って実際に測ってみると…

【調査員】
「札幌駅の南口入ったところから、
 この改札の手前あたりまで。
 ここまで距離を測ってみたんですけどもおよそ44m。」

「動く歩道が45mあったっていうことなので
 おそらくこの辺りにだーっと
 動く歩道が続いていたんじゃないでしょうか。」

そこで、HBCのアーカイブ映像を探してみると…

ついに“動く歩道”を見つけた!!

【もんすけ調査隊 アタック!】

およそ30年前、札幌駅にあったという“動く歩道”。

JR北海道に残っていた資料から
動く歩道があったのは
現在の大丸札幌店と
ステラプレイスの間の通路にあったことがわかった。

HBCのアーカイブには、
今から32年前、動く歩道が動き始めた
当日の様子が記録されていた。

【1990年(平成2年)8月30日 運用開始日の様子】

これが札幌駅にあった“動く歩道”!
通路の両側に2基、
南北に向かうように設置されている!
やはり動く歩道はあったのだ!

では、なぜ、この動く歩道が誕生したのか?

【踏切の音】
「カーンカーンカーン」

1988年(昭和63年)11月。
JR札幌駅は、いまだかつてない“変化の時”を迎えていた。

それまで、マチを南北で分断していた“地上駅”を
現在の“高架駅”に変えることで、
人やクルマの流れがスムーズになった。

一方、ホームも北側に移動したため
札幌の中心街がある南口の利用者は
今のステラプレイスあたりにあった駅舎から
70メートルも歩かなけらばならなくなったのだ。

利用客からは…

【記者】
「重くて大変でしょう」
【利用客】
「まいった、遠くって~
 前ならあそこだったでしょ?
 だからいま遠くてまいるの」

“駅の改札まで歩く距離が長い”という意見が相次いだのだ。

当時、連絡通路の周辺に商業施設などはなく、
ただただ、改札までの通路を歩かなければならなかったのだ。

この70メートル移動問題を
解決するためにつくられたのが
“動く歩道”だった。

その後、札幌駅南口の再開発に伴って
動く歩道は、1998年1月に撤去。
わずか“7年”ほどで、その幕を下ろした。

今、札幌駅では、
2031年春に開業予定の新幹線工事が進んでいる。
そして動く歩道も新幹線駅の改札内に“復活”する予定だ。

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