【工具編】鏨(タガネ)2種 平タガネと鉄の牙? 鍛冶屋製品と思われる品 本鍛造

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古道具屋で2種類のタガネを購入しました。一見すると梨地文様に見えますが、これは赤錆を除去した後の地肌です。錆の塊だった品を強力な錆取り液に漬け込んで、錆を除去したらこうなったものです。 この地肌は、そのまま腐食のようすを表しています。また鈍く光って、まるで、いぶし銀のような色合いです。

相当に使い込まれて、頭部はマッシュルーム状に潰れています。平タガネはそれ程、見所は有りません。ただ現在の物は、軸が六角形の断面をしていますが、これは楕円形の断面をしています。

確実に鍛冶屋製品らしいのは、先端が丸い方のタガネです。自由に造形された形が美しく、まるで鉄の牙を思わせます。また、先端から下の2㎝の所には、裏表ともに、軽く槌で叩いた痕があります。これは強度を上げる為に小槌で叩き締めたのでしょう。なかなかの手練れの技です。

この鉄の牙は、本当にタガネなのか、ポンチマークをつける目打ち類なのか、何に対して使用したものなのか、まったく不明です。ただ、何となく格好良くて、厨二病をくすぐるものがあります。ジブリの「もののけ姫」のアシタカが持っていそうな品です。

昔は、野鍛冶と呼ばれた職人さんが、あらゆる雑具類を打ち分けていました。しかし、今は平タガネが安い物で400円から有ります。手間賃にもなりません。
そして現在は鍛冶屋さんそのものが少なくなりました。もはや、鍛冶屋さんで、このようなタガネが作られる事も無いでしょう。

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