コント「チ◎コデカいのに酔った女をちゃんと介抱できるやつ」ニッキューナナ

☆あらすじ・・・
『デカチ◎甲子園最終回まであと3話！』

「う、うそだろ！？急に！？あと3話で終わるの！？」
突如目に飛び込んできた衝撃ニュース。俺の愛読している週刊少年ジャンピングで連載中の、デカチ◎甲子園がまさかの今月中に最終回を迎えることがわかった。
「いやーびっくりだよね。デカ甲終わったら毎週何楽しみにしたらいいんだ...」
「斎藤、お前デカ甲の絵とかめっちゃ描いてたもんな」
「まあでもグッズとかはこっからも新規絵で出るだろうしイベントもちょいちょい打たれるとは思うんだけどね。でも話は終わってるっていうので新しいグッズ見てもなーんか切なくなる気持ちに名前つけたい」
「グッズは俺買ってないからわかんないけどなんかわかるかも。」
「このグッズはどの時空での出来事なんだろうとか思っちゃうんだよね。夏祭りモチーフとかはありそうなんだけどオーケストラとか警察官とかは困惑する時があるかな。まあでも大好きだから買うんだけどね。」
「ん？何の話？」

とにかくデカ甲は終わる。
小学生の時から愛読して今では俺も立派な高校生。いつのまにか主人公の大木より２個年上になっちまった。
春の合宿でのアレとかマネージャーとの一晩のソレとか回収されてない伏線の数々が頭によぎるが、あと3話でしっかり綺麗に終わってくれるんだろうと作者への信頼と共に終わってしまう寂しさと結末がみたいワクワクが心をぐるぐる回る。
うん、しっかり受け入れる準備はできた。見届けようじゃないかデカ甲のラストを。(あと3週間後だけど)

3週間後
「グッググゥッ...ぐすっぐすっ...」
「オっオエっ...う、うう前立先輩かっこいい(泣)」

結果、最高の最終回だった。
特にデカチ◎とは何か、スポーツ精神とは何かを強く訴える大木の渾身の叫び
「天からみればなあ...アソコなんて全員同じ大きさなんだよ！！！」
が俺の心にクリティカルヒット。全デカ甲ファンが泣いたに違いない。

「いやー、これやべえわ...令和の大傑作だろこれ...大木がこの1年間で得たものがデカすぎるって...ぐすっ」
「わかる。あと前立先輩が卒業するときの笑顔がやばい...作画綺麗すぎる...ぐすっ...」
「てかよく3話でここまできたな！最終回発表のとき全員電車ミスって甲子園球場つけてなかったし一時はどうなるかと思ったわ」
「それ！球場ついてから怒涛の展開だったよね。チアリーダー対決で大木がチアリーダー鼓舞するとこ泣けたわ」

放課後、教室で好きな作品の感想を好きなだけ語る。
そんな日常を彩ってくれた「デカチ◎甲子園」ありがとうございました。

(デカチ◎甲子園に愛を込めて)

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